『忘れる読書』を読みましたが、本の内容を忘れてしまいました
Twitterを眺めていたら、落合陽一さんが『忘れる読書』という新刊を発売していました。普段あまり本を衝動買いしない私ですが、この本はすぐに購入してしまいました。
他の人がどのような読書を実践していて、読書に対してどのような考え方を持っているか、ということに大変興味があります。
読書に関する本は色々と読んできましたが、落合陽一さんの読書スタイルが私のスタイルに一番近いように思いました。
noteでも何回か書いていますが、私の読書スタイルは中々異質だと思います。積読は2桁を超えたあたりから数を把握していません。本は10冊くらい同時並行で読むので、1冊の本を読み切るのに半年以上かかることもしばしばです。読書ノートというものも特に作っていません。
何故自分の読書スタイルがこのような形に行き着いたか考えてみると、一番大きいのは「読書を何かの役に立たせようと思っていない」ことが理由かと思います。私は別に仕事に役立たせるために読書しているわけではなく、趣味として読書を楽しんでいます。当然、仕事に必要な知識を得るために読書を行うこともありますが、正直あまり楽しくありません。必要に駆られて行う読書は、いかに効率的に知識をインプットするかのみを考える作業に過ぎません。
『忘れる読書』に通ずるものがありますが、私は本の内容を一々覚えておこうとも思ってません。最低限「確かこんなことが書いてあったな~」くらい覚えておけば、本を読み直すことで内容を思い出すことができます。
それと、創作を趣味としていることも、上述したような読書スタイルを生み出した要因かもしれません。創作においてアイデアは重要です。アイデアを思いつくためには、色々なことを知り、色々な経験をして、色々な人と話す必要があるかと考えます。アイデアを生み出す源泉として、広範な分野の知識をかき集めて、一緒くたにして、思いもよらぬ化学反応を期待している節があります。
『忘れる読書』を読んで、落合陽一さんに自分の読書スタイルを肯定されたような気分になったので、今後も無茶苦茶な読書スタイルを貫いていこうと思います。