日記 完全無欠の土偶フェイス
寝起きに鏡をみて、驚いた。
まったく別人の顔が映っている。
まぶたが、ぱんっぱんに腫れて、二重の線が消失している。いや、誰やキミ。
元から、そんなに麗しいビジュアルではないけれど、今日はマジでやばい。化粧でごまかせる顔面ではない。目ぇ開いてないもん。
なんかに似てるなーと思ったけど、アレだ。
社会の資料集の土偶の写真。もう完璧に土偶。
双子レベルで似てる。
布団から発掘されちゃったな、こりゃ。
多分、昨日の夜に、note書いてえーんってなったまんま寝たせい。
とりあえず夫に、「顔ヤバいんだけど」と声をかける。さすがの夫も、「別人じゃん」と驚いた顔をしている。
このままでは仕事にいけない。
弁当を作りながら、まぶたの腫れがひくマッサージとやらを必死で繰り返す。
頼む、効果でてくれ。なる早でお願いしたい。
マッサージの甲斐あって、出勤するころには、土偶からいつものわたしの顔になっていた。
いやー、よかった。めでたし、めでたし。