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あびばのんのんの日
どうやら今日は、「あびばのんのんの日」らしい。
Tempalayというバンドに、「あびばのんのん」という曲がある。
「サ道」というサウナのドラマのエンディングになっていたので、聴いたことある人もいるかもしれない。
そのこともあって、日本の風呂文化の発展を図ろうという日らしい。
曲を知らない人のために、MVのリンクを貼っておく。MVだけでもみてほしい。
だいだらぼっちくんと、屋台のおじいちゃんの短いストーリー仕立てになっているんだけど、曲の雰囲気と相まって、非常に涙腺を刺激してくる。
安易に、マジ泣けるから!とか言うのあまり好きではないんだけど、うるうるしてしまうんだからしょうがない。
曲も、夏を感じさせる。夏というより、夏の概念のようなものな気もする。
おばあちゃんの家で過ごした夏休みの感じとか、お祭りが終わってちょっぴり寂しくなっちゃうあの感じを思い出す。
Tempalayは曲も好きだけど、MVも素敵だな、といつも思っている。
ありきたりな言い方だけど、短い映画を一本観た後のような気持ちになる。
こっちは同じく「サ道」というドラマの一期のエンディング。
あまり良い環境とはいえない場所で暮らしている男の子の話。自分の研究に没頭しているから周囲の環境のことなど気にならないようにも見えるし、気にしないために自分の世界に入り込んでいるようにも見える。
風呂の話に戻すけど、夫がサウナ好きだから一緒に温泉に行くんだよ。
なんとなくだけど、お風呂とか温泉って、心が緩むというか、知らない人とお喋りしちゃう率も、陸にいる時より上がる気がしている。
温泉でたまたま横にいた知らないおばちゃんに話しかけられて世間話をしたり、常連らしき、よそのおばあちゃんと話に花が咲いたこともある。
そういえば、脱衣所で知らないおちびちゃんと遊んだこともある。
ロッカーの影から、「ばあ!」という感じで顔を出したら喜んでくれたので、調子に乗って遊んでいたんだけど、お母さんやおばあちゃんからしたら、自分の可愛い子どもや孫が、風呂上がりの格好をした知らんおばちゃんに絡まれているんだから、ちょっと怖かったかもしれない。
おちびちゃんよ、知らんおばちゃんと遊んでくれて、その節はどうもありがとうございました。元気に育てよ。
なんだろう、カフェとかで、偶然カウンター席で並んだ人とお喋りすることとかはあまりない気がするけど。
やっぱり、身体があったまっているから、気持ちのガードも緩くなるのかもしれない。
お風呂って入るまでが面倒だけど、やっぱりいいもんだよね。
そんな、あびばのんのんの日のお話でした。