
サウンドオブナイトメアで英語学習【英語】Chapter2 session3
サウンドオブナイトメア~The sounds of nightmares~
サウンドオブナイトメアとは、大人気シリーズのリトルナイトメアのオーディオフィクションでの番外編で、youtubeに全編英語音声でアップされている動画です。
リトルナイトメア本編の考察に大きく影響する内容で、是非ご覧いただきたいものですが、折角なので英語で聞いたり見たりして勉強もしちゃおう!という魂胆です。
合計チャプター6本あり、日本語字幕verもございますので全訳はそちらも参照してください。
今回はchapter2のsession3(勝手に分けました)です。前回までの内容は前の投稿がありますので是非ご覧ください。
前回までのあらすじ
とある少女ヌーンは精神症状が悪化した為、精神科医オットーの病棟に入院してきます。
オットーのカウンセリングで悪夢を語るヌーンですが、普通の夢見る少女とは違い超越した感覚を宿していました。オットーはこの能力者を一人知っていました。それがオットーの最愛の姉シシです。そしてシシとヌーンが悪夢の中で共通して遭遇した人物は一体...
登場人物


Cici(シシ):Ottoの最愛の姉
CHAPTER2 ~A Penance at the Bathhouse~
session3
[OTTO] (1)Let’s make sure you’re comfortable before jumping in.
[NOONE] Oh I feel at ease. Calm, even. Can I...tell you about it?
[OTTO] If you like, then, I suppose–
[NOONE] I awoke to wet air on a rooftop. Peeking over the ledge, I saw an ocean stretching all the way to the horizon.
On the nearer shore, giant fish-like contraptions crawled out and from their mouths, plump men and women emerged. Faces hidden behind wooden masks, bodies tucked away beneath Mucky Brown robes.
Some used sticks to labor up the long, winding boardwalk leading from the beach to the lantern lit market below. Their destination was behind me: a distant, crooked bathhouse.
A voice whispered, “Hey,” and I turned to see a grubby, breathless boy stepping off a ladder. He dressed in tatty shorts and a shirt covered in pin badges.
He said “Do you know a way out of here?” I told him I was equally lost, but he insisted on traveling together. He went on, “Other kids call me Jester. Because (2)I never run out of jokes. I can tell you some along the way.” I didn’t reply so he blurted, “Umm. A man tells his friend to stop looking for the perfect match...” But, he stopped.
I could tell he realized that parts of him were missing. (3)As if just being here was changing him. I realized something too (4)my headache was gone.
Jester yelled out, “Oh! He tells him to...use a lighter!”
[OTTO] Then this boy was the impetus for your joke? You met a child in your nightmare prior. But this one sounds far more… normal.
[NOONE] He looked like the kids from school only kinder. The ones at school teased me... well, until I fell ill. After the water sickness, (5)the same children who made me dread walking through those rotten gates, began sucking up. But I've always been the same me... Funny; I feel less me now than before.
[OTTO] Children can be cruel. (6)I had my share of tormentors in adolescence.
[NOONE] Really ?
[OTTO] It’s regrettably common.
【単語・表現】
・make sure:[動]確認する、確実にする
・jump in:[動]始める(積極的な感じで)
・at ease:[名]安心、リラックス
・ledge:[名]崖や壁から飛び出ている部分、出っ張り
・horizon[名]地平線
・contraption:[名]変わった機械
・shore:[名]岸辺
・crawled out:[動]這い出る
・emerge:[動]現れる
・tuck away:[動]しまい込む
・beneath:[前]〜の下に
・Mucky:[形]汚い
・labor:[動]労働する、骨を折る→labor up:苦労して登る
・winding:[形]曲がりくねった
・boardwalk:[名]遊歩道
・lit:[形]照らされた、[動lightの過去形・過去分詞形]〜を照らした、〜を灯した
・destination:[名]目的地、目的
・crooked:[形]曲がった、歪んだ
・whisper:[動]囁く
・grubby:[形]汚い
・tatty:[形]擦り切れた
・insist:(in上に+sist立つ)[動]強く主張する
・along the way:道中で、途中で
・blurt:[動]口を滑らす
・tell:[動]わかる、識別する
・yell:[動]大声を上げる
・impetus:[名]刺激、推進力
・tease:[動]をからかう、いじめる
・dread:[動]恐る、怖がる
・rotten:[形]腐った、朽ちた
・sucking up:お世辞をいう、ご機嫌取りをする
・cruel:[形]残酷な、冷酷な
・tormentor:[名]苦しめる人
・adolescence:[名]青年期
・regrettably:[副]残念ながら
【解説】
(1). Let’s make sure you’re comfortable before jumping in.
’make sure’は動詞句として使われ、意味は‘確認する、確実にする’となります。その後の’you’re comfortable’が確認したい内容になるので、’あなたが快適な状態(リラックスしている)か確認しましょう’という文意になります。
(2). I never run out of jokes.
ここので’’run out of’は‘使い果たす’となり、neverがあるため全体では“私は冗談を使い果たすことがない”=“冗談が絶えない”となります。
(3). As if just being here was changing him.
主語(S)は’As if just being here’で’まるで、ただここにいるだけで’となり、動詞(V)が’was’になって’S(ただここにいるだけで)が彼を変えた’となり、自然にすると’ただここにいるだけで彼を変えてしまう’となります。
(4). my headache was gone.
ここでの’wasgone’は受動態としてではなく、’gone’=’消える、いなくなる’という意味の形容詞’gone’として使われています。なので、‘頭痛がなくなった’となります。
(5). the same children who made me dread walking through those rotten gates,
ここでの’who(children) made me dread’は‘children’が’me’を‘dread’=‘怖がらせる’と捉えることがポイントです。‘私に朽ちた門をくぐることを怖がらせた同じ子供’となります。
(6). I had my share of tormentors in adolescence.
ここでの’my share of’は‘それなりに’のような意味になります。そのような意味になる理由は、‘share’が元々’分け前、取り分、割り当て’という意味だったため、
”my share of”=“あるものの中で、自分が経験した分だけ”=‘私的にはそれなりに’
のようなニュアンスになった経緯があります。
【日本語訳】
[OTTO]では始める前に君がリラックスしているか確認しておこうか。
[NOONE]大丈夫よ、落ち着いてる。あの、、そのことについて話していい?
[OTTO]君が大丈夫なら始めよ…
[NOONE]あのね、屋上で湿った空気の中起きたの.海岸の岩の影から見ると、地平線にどこまでも続く海が見えたわ.
そして岸辺の近くに巨大魚のような構造物が這い出てきて、その口部分から太った男女が出てきたの.顔は木のマスクで隠されてて、体は汚らしい茶色いローブの下にしまっていたわ.
何人か杖を使って、ビーチからランタンがかけられた商店街へ伸びた長い曲がった橋を必死に登り渡っていたわ.彼らの目的地は私の後ろにある、ちょっと離れの歪んだ浴場だったの.
そして「ねぇ」って囁き声がして、私は振り返ると汚い、息絶え絶えの少年がハシゴから降りてきたの.彼は擦り切れた短パンにピンバッチをつけたシャツを着てたわ.
彼は「君はここからの帰り方を知ってる?」って聞いてきたわ.私も迷っていることを伝えたんだけど、彼は「一緒に旅をする」って言って聞かなかったのよ.で彼は「みんな僕をジェスターって呼ぶんだ!それは僕は冗談が絶えないからだよ.道中でお話しさせてね」って.私が返事をしなかったから彼は「う〜ん、ある男は友達に完璧な相手を探すことをやめろって言うんだけどね…」と口が滑ってたわ。けど彼は、やめた.
私は彼の一部が欠けていることに気がついたわ。ここにいるだけで彼を変えてしまうの。私も頭痛がなくなってきていることに気がついた。ジェスターは「あぁ!それからライターを使うように!って言ったんだ」と叫んだのよ。
[OTTO]ではその彼が君の冗談を刺激することになったのかな?あなたが前にも悪夢で子供と会っていたけど、今回の方がずっと、普通そうだね。
[NOONE]彼は学校の子みたいだったわ。あの子の方が優しいけどね.学校で私をいじめていたやつら…、まだ病気になる前の時ね.その子達のせいであの腐った門を通ることが怖くなってのに、私が病気になってからご機嫌とりしてきたの.私は常に私なのに、おかしなことだけど、なんだか前より自分を見失ってるわ.
[OTTO]子供は残酷になりうる.私も青年期はそれなりに苦しめてくるやつらがいたよ.
[NOONE]ほんと?
[OTTO]あぁ、残念ながらよくあることだよ.
引用
This episode was written by Mike Bambridge AKA Super Horror Bro and Lonnie Nadler.
Our showrunner is Lonnie Nadler and the series is directed by Thomas Rozès
Production supervised by Alizée Debart and Lucille Russo Garcia.
This series is based on Little Nightmares
おわりに
最後までご覧いただきありがとうございました。お話の中でリトルナイトメアの舞台となったモウのような構造物が出てきてすごく嬉しかったです!
しかし、公式の説明にもあるように‘モウに入った人は出てこない’とあるのに対して、今回の本編の中で‘giant fish-like contraptions crawled out and from their mouths, plump men and women emerged. ’とあり、人がこの構造物から出てきている描写があるのでモウとはまた違う構造物があるのでしょうか。浴場とも言っているのでわかりませんね.
次回以降でどのような場面が見られるでしょうか.また次回もお楽しみに!
