
サウンドオブナイトメアで英語学習【英語】Chapter2 session4
サウンドオブナイトメア~The sounds of nightmares~
サウンドオブナイトメアとは、大人気シリーズのリトルナイトメアのオーディオフィクションでの番外編で、youtubeに全編英語音声でアップされている動画です。
リトルナイトメア本編の考察に大きく影響する内容で、是非ご覧いただきたいものですが、折角なので英語で聞いたり見たりして勉強もしちゃおう!という魂胆です。
合計チャプター6本あり、日本語字幕verもございますので全訳はそちらも参照してください。
今回はchapter2のsession4(勝手に分けました)です。前回までの内容は前の投稿がありますので是非ご覧ください。
前回までのあらすじ
とある少女ヌーンは精神症状が悪化した為、精神科医オットーの病棟に入院してきます。
オットーのカウンセリングで悪夢を語るヌーンですが、普通の夢見る少女とは違い超越した感覚を宿していました。オットーはこの能力者を一人知っていました。それがオットーの最愛の姉シシです。そしてシシとヌーンが悪夢の中で共通して遭遇した人物は一体...
登場人物


Cici(シシ):Ottoの最愛の姉
CHAPTER2 ~A Penance at the Bathhouse~
session4
[OTTO]Tell me what happened next?
[NOONE] Jester pulled my arm. “Look” he said, pointing me to long planks of wood laid out like bridges between the rooftops. Other children had travelled this path before.
[OTTO] Other children?
[NOONE] The walkways had been placed there. They were too narrow for those swollen adults below. (1)It must have been other children. And Jester he was real too. I felt his presence just as I feel yours... here in this room. (2)Could that...be the dream sharing you spoke of?
[OTTO] Let’s not leap to assumptions. Go on. The planks...
[NOONE] We carefully walked each one, building to building. Below, the masked figures continued their walk, too. Every now and then a traveller would leave their place in line to take goods from the many merchants who offered all manner of soaps and perfumes. Their flowery smells mixed with the fishy stench pouring from the chimneys of the bathhouse.
When we reached the final building our only option was to head down a long ladder, snaking around the side, into an alleyway below. Jester was a nervous sort, so (3)I did my best to stir his courage and asked,
“Have you another joke?”
He replied,
“Oh. Right. What happens to a stone that has overcome its greatest fear?”.
And (4)there it was again - that lost look like Granny used to get. I asked him,
“You don’t remember?”
And Jester simply said,
“I’ll know it by the time I reach the bottom.”
But, before I could follow, something called out from across the rooftop. A muddled voice...and then I saw him. That man with the impossible face. The same one from the room of glass jars. B...but-- I can never focus on him !
【単語・表現】
・laid out:[形]並べられた、レイアウトされた、敷かれた
・travel:[動]通る、旅
・swell:[動]腫れる → swollen:[形]腫れた
・leap:[動]飛びつく
・assumption:[名]仮定
・go on:[句動詞]続ける、起こる、時間が経つ
・Every now and then:[副]時々
・merchant:[名]商人
・all manner of A:あらゆる種類のA(人・物)
・stench:[名]悪臭、異臭
・chimney:[名]煙突
・head down:[句動詞]降りる
・snake:[動]くねくね道を進む
・alleyway:[名]路地
・sort:[名]〜な人、〜なやつ → nervous sort:緊張しやすいタイプ
・stir:[動]興奮などを掻き立てる
・by the time:〜するときまでに
・muddled:[形]ごちゃ混ぜな
【説明】
(1). It must have been other children.
ここでの’must’は‘〜に違いない’という確信的な表現です.よく学校では‘〜をしなければならない’と説明されますが、それより‘〜に違いない’の方がよく使われる表現と言われます.なぜなら‘〜をしなければないらない’と口語で伝えるには強すぎるからです(なので法律や規則などでは使われやすいです).もっと日常的にいうなら‘have to’を使うと自然ですね.
(2)Could that...be the dream sharing you spoke of?
ここでの’could’は‘〜かもしれない、〜の可能性がある’という推測を示すフレーズです。‘Could that be~?’で‘それは〜ということなの?’と推測した内容を確認するニュアンスになります。また、’you spoke of’は関係代名詞の省略になっていて、元の形は’the dream sharing which you spoke of’となります。ここでの’which’は目的格なのでカジュアルな英語表現では省略されることが多いです。詳しく解説した過去の投稿もあるのでご参照ください!→関係代名詞~なんで文の最後に前置詞が来るの?
(3). I did my best to stir his courage
ここでの’did’は動詞として働いており、’I did my best’で‘最善を尽くした’という意味になる。
(4)there it was again - that lost look like Granny used to get.
まずはじめの’there it was again’では倒置構文が使われていて通常の語順であれば’it was there again’となりますが、あえて’there + be動詞 + 主語’とすることで’(何かが)そこにあった’という意味を強調できます。この文章では‘that lost look’=‘迷ったような表情’がまた現れたことを強調しています。どのような表情かを後ろで説明しており、‘like Granny used to get’=‘おばあちゃんがよくしていたような’表情だったことがわかります。ここでの’get’は‘(表情を)する、顔つきになる’というニュアンスで使われています。
全体を訳すと“また、それがあったーおばあちゃんがよくしていたような迷った表情が。”となります。
【日本語訳】
[OTTO]それで次に何が起きたの?
[NOONE]ジェスターは私の腕を引っ張ってたの。彼が「見て!」って言って、屋根の間に橋のように架けられた長い木の板を指さしたわ。以前この道を他の子たちが通ったのよ。
[OTTO]他の子?
[NOONE]歩ける道がそこにあったんだけど、あのブクブクに太った大人には狭すぎるのよ。だから他の子がいるに違いないわ。しかもジェスターも実際いるし。彼の存在がなんだか、、あなたのような、、なんだかここにいる気分だったわ。これがあなたが言ってた夢の共有なのかな?
[OTTO]あまり仮説に飛び付かないでおこうか。続けよう、その板は?
[NOONE]気をつけて建物から建物へ一つ一つ渡ったわ。下では、マスクをした人も続いて歩いてた。時々、人が列から離れてあらゆる種類の石鹸とか香水とかを売っている商人から商品を買っていたわね。このフローラルな匂いが、浴場の煙突から漏れ出てた魚くさいニオイと混じってた。そして私たちが最後の建物にたどり着いた後は、長い梯子を降りて、グネった脇道を通って、下の路地に行く他なかった。ジェスターは緊張しやすくてね、私が彼の勇気を出させるために尽力したのよ。
「他にジョークはないの?」ってね。
彼は「おぉ、そうだね、最大の恐怖に打ち勝った石はどうなると思う?」って答えたわ。
それに、よくおばあちゃんがしてたような困った表情だったわ。
私が「覚えてないの?」って聞いたら、
ジェスターはただ「下に降りるまでにわかるよ」って言ったの。
けど私がついて行く前に何かが屋根越しに呼んだのよ。それは入り混じったような声でね、その時私は彼を見たの。そしたらありえない顔をした男がいて、ガラス瓶の部屋にいたのと同じ。け、けど!私は彼に焦点が当てれない(彼を思い出そうとしてもできないわ)!
引用
This episode was written by Mike Bambridge AKA Super Horror Bro and Lonnie Nadler.
Our showrunner is Lonnie Nadler and the series is directed by Thomas Rozès
Production supervised by Alizée Debart and Lucille Russo Garcia.
This series is based on Little Nightmares
おわりに
最後までご覧いただきありがとうございました!NOONEはよくここまで鮮明に夢の内容を覚えていますね。私も夢は覚えている方ですが、詳細はやっぱり忘れてしまいますし、勝手に記憶が改ざんされていそうですね。
最後の男は一体何者なんでしょう?続きが気になりますね!次回もお楽しみに。