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FX業界内緒の話🤐なんでも無料配布する”自称プロ”の悪質な手口😱

FX市場は、資金を増やすための魅力的な手段として多くの人々に利用されています。しかし、その裏には多くの闇が潜んでいます。特に「なんでも無料配布する”自称プロ”」たちの手口には、注意が必要です。この記事では、Bブック設定済みの証券会社やIB(Introducing Broker)との関係を交えながら、彼らの悪質な手口を具体例とともに解説します。

無料配布の裏側

最近、SNSやブログで「無料で使えるEA(エキスパートアドバイザー)」や「無料のトレードシグナル」を提供するプロトレーダーが増えています。一見すると、これは非常に魅力的に見えますが、実際にはその背後にあるビジネスモデルは非常に危険です。

  1. 利益の出所
    無料で提供されるサービスは、トレーダーを集めるための手段です。トレーダーが提供されたEAやシグナルを使って取引を行うと、証券会社が得られるスプレッドや手数料が増えます。つまり、彼らは無料配布を通じてトレーダーを集め、実際に利益を上げるのは証券会社です。

  2. Bブック設定の証券会社
    Bブック設定とは、顧客の取引を内部で処理し、顧客が損失を出すことで利益を得る仕組みです。この場合、証券会社は顧客の損失を直接受け取るため、顧客が勝つことは彼らにとって不利益になります。無料のEAやシグナルを利用しているトレーダーは、損失を出しやすく、結果的に証券会社が利益を得ることになります。

IB(Introducing Broker)の関与

IBは、FX業者とトレーダーの仲介役を果たす存在です。IBは新規口座開設や取引を促進することで報酬を得ますが、これにも注意が必要です。

  1. IBの報酬モデル
    IBは、顧客が取引を行うたびにスプレッドや手数料の一部を受け取ります。これにより、IBは顧客に利益をもたらすのではなく、むしろ顧客が多く取引を行い、損失を出すことを望むことになります。つまり、IBはトレーダーにとって必ずしも味方ではないのです。

  2. 悪質なIBの手口
    一部のIBは、顧客に対して「無料のプロトレーダーのシグナル」を提供することで新規口座を開設させます。しかし、そのシグナルの信頼性は低く、結果的に顧客が損失を出すことが多くなります。IBはその損失から報酬を得るため、顧客の利益を考えていないことが多いのです。

具体例:無料EAとIBの悪循環

Cさんは、SNSで「無料EAを使って簡単に利益を上げられる」と謳うプロトレーダーの広告を見て、興味を持ちました。彼はそのEAをダウンロードし、取引を開始しました。しかし、EAはBブック設定の証券会社と提携しており、Cさんが利益を上げられないような仕組みが組まれていました。

最初は小さな利益が出ましたが、次第にEAが誤ったシグナルを出すようになり、Cさんは大きな損失を被りました。その結果、証券会社はCさんの損失から利益を得て、IBもCさんの取引量に応じて報酬を受け取るという悪循環が生まれました。

無料配布のリスクと注意点

  1. 信頼性の確認
    無料で提供されるEAやシグナルの信頼性を確認することが重要です。実績やレビューを調べ、運営者の信頼性を確認しましょう。特に、Bブック設定の証券会社を利用している場合、そのEAやシグナルが本当に有効かどうかを慎重に見極める必要があります。

  2. 長期的な視点を持つ
    短期的な利益を追求するあまり、無料のサービスに飛びつくことは危険です。長期的に利益を上げるためには、自分自身で学び、スキルを磨くことが重要です。信頼できる情報源から学ぶことが、成功への近道です。

  3. サポートを受ける
    自分一人で判断するのが難しい場合は、信頼できるトレーダーやコミュニティに参加し、サポートを受けることでリスクを軽減できます。特に、IBや証券会社の情報を共有することで、より安全に取引を行うことができます。

まとめ

FX業界には、多くの魅力的なオファーがありますが、その裏には悪質な手口が隠れていることが少なくありません。無料で提供されるEAやシグナルには注意が必要であり、特にBブック設定の証券会社やIBに関する情報をしっかりと理解することが重要です。

自分自身の知識とスキルを高めることで、これらのトラップから身を守り、安定した利益を上げることができるでしょう。FX市場で成功するためには、冷静な判断と継続的な学びが不可欠です。あなたもぜひ、慎重な取引を心がけてください。

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