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【感想】〜それぞれにリスペクトを〜 第35節.vsいわきFC(ホーム)


【〜お読みになる前に〜】
ご覧いただきありがとうございます。
このページは、サッカー初心者が試合観戦して思ったことを綴っています。
専門的に見れる方、クラブを応援してる方から見るとズレている内容もあるかもしれませんが、1感想として楽しんでいただけたらと思います。

【3行要約(さらっと読みたい方へ)】

・いわきFCのリスペクト精神をリスペクトします
・エース岩渕のトップレベルの攻撃意識
・トランジッションの重要性

【スタメン発表】

前節不在の一美選手と田部井選手がスタメン入りし、岡山で考えられる最高の布陣で迎えるホームいわき戦。
一美選手はPOに向けて今節1点以上決めていい波をつくることを期待します。

また堀田選手が久しぶりにサブ入りです。終盤に向けて安定感を経験を重視した采配でしょうか。

柳(貴)選手の離脱が続く中、本山選手のWB起用が続きます。本山選手であれば、CB、ボランチも務められるユーティリティ性がありますし、何よりスピードとフィジカルで相手のWBを止められることが期待できます。

サブ注目は嵯峨選手、古巣対戦恩返しができるプレーに期待です。
好調のルカオ選手は後半からの起爆剤での起用か、はたまた一美選手との2トップ起用か気になるところです。

サブが劣ることはなく戦術的な投入を前提の選手しかいない前向きな編成ができる今のファジの選手層の厚さは非常に安心します。
この選手がいないから、、、とならない状態は、今シーズン負傷離脱が多く発生する中で、底上げができた結果がついてきたと考えています。

(個人的に気になること)
最近田中雄大選手がサブ入りした記憶がないです。
練習見る限りコンディション悪いわけじゃないと思いますが、他の選手のクオリティが高すぎるのでしょうか、、?
個人的にはファジの「諦めない」を体現している選手の1人だと思うので、悪い雰囲気を打開する起爆剤的存在となりそうですが、、、

【全体レビュー】

〜攻撃面〜

結果論ではありますが、前半開始5分で今日は勝てると感じていました。
ここ数節、前線からの積極的に攻撃を展開する試合は必ず勝利しています。
一方でDFラインのパス回しが多い展開から始まる試合は押し込まれ、引き分けないし負けることが多いです。
今節はフィジカル戦になると予想していたため、秋田戦と同展開を危惧していましたが、恐れず前から積極的に攻撃を行い、早い段階からCKを何度も獲得するなど、相手陣地内のプレーが多い印象でした。
全体的にアグレッシブな攻守、セカンドボールを取り切る意識の高さが見られ、フィジカルをものともしない攻めを展開していた試合でした。

1点目岩渕選手のゴール
逆足の左で叩き込んだゴール。
シーズン後半戦は田部井選手の復帰、神谷選手の加入、早川選手の存在により岩渕選手がプレースキックから解放され、バイタルにおける勝負に集中できるようになったことが大きいかと思います。
こぼれ球への嗅覚、混戦において正確に決められる冷静さが光る岩渕選手らしいゴールでした。

2点目の田部井選手のCKの弾きを押し込み

試合後に投稿したとおり、田部井のFKの精度が非常に高く、右上角に吸い込まれる中村俊輔選手を彷彿とさせる芸術的とも言えるコース。相手GKの反応が良く直接ゴールとはならなかったものの、2点目を演出する非常に大きいプレーでした。

次節予報で行くと雨らしいです(横浜FCの試合全部雨のような、、)。
横浜にはプレースキックの名手福森選手がいますが、田部井選手も負けてないです。プレースキックが鍵と予想されるピッチコンディションでさらなる輝きを魅せてほしいところです。

2点目の岩渕選手のゴール
海外で言うとルイス・スアレス、国内で言うとジェフ千葉の小森選手を彷彿とさせるこぼれ球への意識。
彼らはシュートが放たれた瞬間にこぼれ球を押し込むために真っ先に動く貪欲さとゴールへの嗅覚が突出しています。
今日の岩渕選手はトップクラスの選手に勝るとも劣らないプレーでした。

ゴールシーンが目立ちがちですが、個人的に次の2選手についても注目しました。

◾️一美和成選手

投稿したことが全てです。
ポストプレーヤーとしてフィジカル勝負になるいわきDFに負けない体幹。
複数人で囲まれた際の単独突破、
2点目のきっかけになってファールのもらい方等
この上ないほどファジのワントップで存分に役割を発揮しています。
移籍後ゴールが奪えていないですが、確実に前への意識、ゴールを渇望する気持ちは見えています。特にシュート数が今節はクラブ1位です。
次節こそゴールに期待します。

◾️末吉塁選手
最近の末吉選手はドリブルで一人剥がしてからクロスを上げることにこだわりが強く、せっかくのカウンターを遅攻させるプレーが散見されました。
今節は得意の展開に持ち込むだけではなく、クロスを上げ切ることを強く意識しているように感じました。
相手ボールになるリスクもある一方、DFが弾いてCKになり、岡山の攻撃が継続できる可能性も高い位置でのプレー。
リスクを恐れないプレーが相手への脅威になり、得点へ繋がります。

【得点シーンのひと言感想】
1点目:前半で得点!!!
2点目:岩渕のハットトリックが見れる、、!?

〜守備面〜

全体で言うとリーグ2位の得点ランキングに位置する谷村海那選手に全くと言っていいほど仕事をさせていませんでした。

そして両WBの守備での躍動も注目です。
先に記述したとおり3-2-4-1、3-4-2-1の両翼は最も攻守の参加回数が多く、交代を念頭においた戦いになります。
積極的に攻撃参加をする一方、いわきの得意とするアーリーやコーナー付近のクロスを上げさせないために5バックを敷く献身性の高さが伺えました。
また、いつも以上のハードワークのため後半途中から嵯峨選手へ交代を念頭に置いた攻めを想定していましたが今節では両翼がフルタイム出場でした。
末吉選手、本山選手のスタミナに驚愕しました。

失点シーンは、いわきの十八番であるセットプレーからの失点でした。
個人的には失点シーンより、与えてはいけないエリアでファールを出したことが気になりました。

後半開始、いわきのプレス強度が上がり、前半よりラインが下がってしまったことで、いわきの得意なエリアでの仕掛けを許したことが前段としてあります。
(失点直後からは修正できたため、甲府戦のような嫌な流れから切り替えることを2週間で落とし込めたと実感しています)
セットプレーの前のシーン。
木村選手がスピード負けから処理しきれず、ファールで止めた形です。

このシーン以外もスピード負けをするシーンが散見されました。各チームにスピードを武器とする選手が確実にいます。
コンパクトな守備と裏のスペースのバランス、スピードに乗らせる前の対人戦等を修正しつつ臨んでほしいです。

次節横浜FC戦でもセットプレーのピンチはあり得ますが、特に危険な位置でファールを取って止めることを避ける対策を、この1週間でしっかりして迎えてほしいです。

【失点シーンのひと言感想】
1失点目:2−1が一番怖い、引き離すための1点を!

〜そのほか〜

ここまで攻守について感じたことを書きましたが、

僕が今回の記事で最も伝えたいことは、タイトルにあるように、いわきFCさんの立ち居振舞いについてです。
(勝利は嬉しいですが、同等の価値があることをスタジアムで感じました)

上記で書いたとおり、いわきFCさんの精神的な姿勢に感銘を受けました。
フィジカルが強く、追う展開で焦りがある中でカードをもらうシーンも散見されたましたが。試合前試合後の立ち居振る舞いが、すごくかっこいいの一言です。
試合前も一礼から始まり、負けた中で様々な感情が選手を取り巻く中でも相手へのリスペクトを忘れず一礼を行う姿勢。
体だけではなく心も鍛えるいわきFCさんの育成が垣間見えるシーンでした。

そして、WINING MORMENTS(サムネが眼福です)の4:30~の岩渕選手のコメント
「久しぶりのゴールは嬉しかったけど、いわきのおかげで今ここにいる」
ファジのために戦いながら古巣へのリスペクトを忘れない。これもいわきFC時代に培われたものでしょう。

【まとめ】

後半戦勝ち負けを繰り返す中、勝点3が至上命題となる残り4試合。まず1試合を確実にものにした今節。
全員の攻守のトランジッションの質がさらに上がったことを体現した試合であリマした。
またプレースキックも1試合ごとに武器として磨きがかかっており、POを見据えてさらに相手へ脅威を与えることができると思います。
そしてリーグ2位の得点選手を抑えたことで守備陣もさらに自信をもてる試合になったと考えています。

他クラブも最終節POに向けて磨きをかける中、
ファジも初のJ1昇格へ向けファジらしさを一層磨き、相手へのリスペクトを持ちながら臨んでほしいです。

1分1秒を後悔ないよう戦い続けましょう!

【Coffee Break】

・試合後バス待ちしてましたが、ルカオ選手、本山選手、末吉選手のファンサービスの手厚さにびっくりでした!
・意外と嵯峨理玖選手って胸筋あるんですよね

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