ヲタクと運営の関係について考えてみた
さて、いよいよ今週末からイコラブの全国(?)ツアー「Today is your Trigger」が福岡で封切りされますね!
前回の「好きじゃん」ツアーから初めて現場デビューした身としては、ようやく自分の中での「2周目」がスタートした気分です。実際、イコラブのファンクラブに入ったのが去年の3月1日だったから、そういった観点でももうすぐイコラブヲタ2年生というわけですね。危うく留年しかけましたが。主に家庭の都合で。
さて、ツアーに伴っての13thシングルのリリースも少し前に発表され、既にオンラインサイン会も始まっています。私も及ばずながら(1枚だけ…)しょこちゃんのサイン会に参加し、しっかり名前を呼んでもらってニヤニヤしたものです。
それはそれとして、サイン会の前日にTwitterで
「明日は無音ではないか」
というツイートが散見されました。
「無音…?まさかSHOWROOMの不具合か何かで音声出ないのにサイン会やるの?絵だけ見て楽しむ感じ?うそやん?そんなんある?」
とやや混乱しながら色々調べたところ、どうやらそういうわけではなく(それはそう)、普段はBGMとして流れている新曲が今は未発表であるために静かな中でサイン会が行われるという危惧を指しているとのことでした。(1年生感)
また、同時に新曲のビジュアルも解禁されていないから新しい装いでのジャケットにサインして貰えないという残念さもあるのだと。なるほど。
個人的には、曲は解禁されたらイヤって言うほど聴くことになるので別に慌てることはないし、むしろ今のソワソワ感をずっと楽しんでいたいと思うドM寄りのタイプなので一向に構わないと考えます。サイン会の無音が寂しいならBGMには別の曲を使えば寂しくないやん?って思っちゃったりする(事実そうなった笑)ので全く気にならなかったのですが、改めて色んな価値観があるんだなぁと認識して自分の見識の狭さを恥じ入った次第です。
ジャケットが解禁されてない問題は、楽曲よりも共感しやすい(発売日に届くのに新しいビジュアルでないのは不自然さがある…)ところではありますが、これについても「新しいビジュアルのジャケットにサインをしてもらう」のではなく「推しに名前を呼んでもらいながらサインを書いてもらう」ことに嬉しさや楽しみを感じるタイプなのでそこまで気になりませんでした。
いや、そもそも物に対する執着があまりないからかもしれませんが。(以前に記した通り、ヲタ活は物ではなく機会を買うものだと思っています)
とはいえこれも多様な価値観のひとつに過ぎないので、不満に思うひとの気持ちが否定されるべきではないし、残念に思うひとの気持ちは理解できます。
しかしながら、これら一連の問題が運営批判に直結することには大きな疑問を抱かずにはいられないというのは本音のところです。
例えば無音の問題にしても、CDと共にサイン会の権利を購入するときに「サイン会の時点で新曲が解禁されてます」とはどこにも謳われていないわけで。運営からすれば何一つ契約違反をしているわけではないのです。
過去の傾向や慣習を持ち出したところで、それを遵守させるだけの拘束力はありません。
ただまあ、そんな堅苦しくてつまらないことを言いたい訳ではなくて、平たく申し上げるとすれば
「まあ、いろいろあるんだろうよ」と。
二言目には運営が敵であるかのような論調が時折見られますが、冷静に考えると運営サイド(メンバーも含め)は主にヲタクの使うお金で飯を食ってるわけだから、悪意を持ってわざわざ嫌がられるようなことを進んでするわけはないのです。むしろ味方なのです。
しかし結果的にヲタクサイドが嫌がるような展開になるということは、運営側に何かしらの事情があると考えるのが自然です。彼らはプロです。何をすればヲタクたちが喜び、金を落とすのかをよくわかっています。逆も然りのはずなのに、それができていないのは何かしらの不可抗力があると考えた方がいいように思います。
自分も職業柄エンドユーザーから文句を言われやすい立場にあるから余計考え方が偏っちゃうのかもしれませんが、お金を落とす客を嫌う理屈なんてないんですよね。“ご期待に添えない”ことはあったとしても。
そしてヲタク側としてはあくまでもサービスやコンテンツを享受する立場だということを忘れてはならないと思います。
お金出してるんだから…というのは尤もである一方、関係のいい客の方をどうしても贔屓したくなるのはサービス業ではよくあることです。
今回の話にもそれが当てはまるかはともかくとして、新曲の告知にしろ、対面お話し会にしろ、全国ツアーなども特に運営サイドの尽力がなければ成立しません。彼らがそっぽを向いた瞬間に私たちがいくらお金を積んだところでその機会は提供されなくなるわけです。
現実問題として彼らにも生活があるのでヲタクを無下にすることは考えられません。一蓮托生とも言える両者の関係性はwin-winの関係にもなりうるし、互いに銃口を向け合ったような関係にもなりうるというわけです。
どちらが得する損するという話ではなく、お互い不可欠だと認められるのであれば、まずは自分自身にある程度の寛容さがないとしんどいだけなんだろうなぁと思ったり。知らんけど。
別に運営のひとを甘やかすつもりはないのです。
グッズも欲しいものしか買わないし、CDやそれに伴うイベントも可処分所得のなかから上手く配分して冷静に選ぶし。
そのかわり、これはいいと思ったものには全力で資金投下するわけで。全部行動で示せばいいんです。ある意味一番シビアなのかもしれませんが。
運営の話からは少し逸れちゃいますが、イコラブメンバーのみりにゃこと大谷映美里さんが立ち上げたアパレルブランド「Rose Muse」の服(パーカー)を先日購入してみました。その購買行動の背景に大谷映美里ブランドが関係してなかったとは言いきれないまでも、それだけでは買うことはありませんでした。
何よりも欲しいと思えるデザインだったから財布の紐を緩めたわけで、そこにはヲタ活的な要素はもちろん、お布施的な意味合いも、ましてや妙な忖度など全くありません。少なくとも私は…笑
そういえば5周年の配席ミスなんかはひどかったですね。でも、あの最悪の状況の中で最善のリカバリーを見せてくれたのが、むしろ私の中での好感度を上げるきっかけになってたりします。今日の「声出し解禁」による福岡公演払い戻しなんかにしても然り。
というわけで、今日の22時の配信!めちゃくちゃハードル上げて楽しみにしてます!!!よ!!!!!(いちばん嫌なタイプのヲタク)
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