オタ活における一人競争原理を観察する
今の仕事に就く前、私はとある電鉄会社の子会社で広告代理店の営業をしていたことがあります。
電鉄系の代理店……なんていうと聞こえはなんだか良いのですが、潰れにくいという利点はあるものの販売品目は電鉄がらみの媒体に制限されることが多く、世間一般が想像する「電通」や「博報堂」のような代理店とは違って相当限られた世界で細々と生きながらえるような企業でした。
また、親会社への忖度を欠かすことが出来ず、単体での業績が好調でも親会社が不調のときはボーナスも減るという狂った風土で、ただでさえ