2019/11/30もてぎエンデューロ2hソロ 轟沈レースレポ

「ストップ貧脚詐欺」

背中にそんなことが描かれている素敵ジャージに身を包んだ貧脚集団こと

チームぴよぴよ貧脚レーシング

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(写真には絶対的エースが一名遅刻してます)


貧脚集団らしく楽しく4hチームを走るメンバーがいる一方で

2hソロとかいうどう考えてもキツイ展開になることが目に見ているカテゴリに出走するわたくし


といっても、最近は練習の効果もあってかFTPも体重比で4倍になり

それなりに体重も減っていたのでまぁある程度は動けるんじゃないかなとか思ってました


というわけで以下レースレポ

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出走カテゴリ:2hソロ

出走人数:240人くらい

スタート位置:後方(これが致命傷だった)

作戦:先頭集団に残って、エースのやまヴさんのアシストに徹する

意気込み:AM2時から行動開始して、レース開始がPM2時だから既に気持ちはダレ気味


整列時点で集団の後方に位置、先頭までは50m以上ある状態でのスタート。

ローリングスタートと言いつつも、スタート直後から下りはじめるためペースは速く位置を上げるにもかなり脚を使う模様。ここはエースが前に出て適切なラインで引っ張ってくれた。とても感謝。

といっても登り始めでリアルスタートが切られたものの、未だ先頭は捉えられず約7倍前後の出力で必死に上げた。


そして結論を言うと、私はここで燃え尽きた。先頭へのブリッジに成功せぬまま撃沈したのだ(エースはきっちり先頭に入れていた。圧倒的力の差である)

撃沈後、それでも必死に追走していたら、七時間ソロで出走していたpupupe_Nさんと合流。オールアウトするほどの全力の牽引をしていただいたもののやはり先頭までは遠く、そして私も撃沈。


それでもサイクリングペースにするつもりなんて一ミリもなかったので

高強度での走行を維持。

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なんときついことよ…

一定ペースで刻むようにしていたこともあってか、しばらくすると集団のようなものを形成できたりもしたが…

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なかなか先頭交代してもらえない悲しみ。さすがにペースを落とせば耐えかねて前に出てくれるけど、私としてはペースを刻んでいきたい。ただでさえ既に勝負は終わってるんだから「せめてトレーニングになるように強度は保ちたい」

じゃあどうするのか


集団が出来ようが何しようが楽をしない。自分がギリギリ維持できる限界負荷を常にかけ続けること。

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出走前にマグオンと2RUNを摂取していたことや、レース中にも追いマグオンをキメたこと、ドリンクにも電解質入れておいたおかげか脚釣りの兆候はあったものの何とか爆発せずに済んだ。やはり効果がある。

日が照り、気温も8度くらいで装備的にはちょうどいい、なんなら少し暑いくらい。この日の為に購入したVALETTE製のプレミアムウィンタージャージverぴよ貧は風からしっかりと体を守りつつ、柔らかな着心地で全く動きが阻害されることがなかった。まったくもってすごいウェアだ。かなりいい値段がしたが、やはりそれだけの機能がある。

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話がそれるが、私の好きな主義に「体に触れるものには妥協しない」というのがある。走行中最も体への影響を与える装備品に拘ることで、少しでもストレスを減らそうという考え方だ。このジャージはまさにその価値がある。

ビブタイツは肩ひもの背中側が着脱可能で、トイレがしやすく非常に便利なのだが、フィット感がやや甘い印象。小さめにサイズを選んだはずだが余裕が結構あった。この辺りは縁あって会場でVALETTEの社長さんに直接伝えられたので良かったと思う。一番惜しいのは防風素材が使われていないこと。上下で想定温度帯が違うという面白い事態が発生している。レースでは強度が上がるので防風じゃなくても何とかなるが、デイリーユースやロングライドだとちょっと厳しいかもな~とも思ったり。良いところも気になるところも実際に話すことができたのは貴重な体験だった。


話をレースに戻します。

ペースを守って走り続ける私。正直キツイ、かなりきつい。ボトルに粉飴入れて300kcalくらいにしといたボトルを飲んでもカロリーが足りていない気しかしない。そして日が沈み始め、気温がぐっと下がり、シューズカバーをしていない私の指先がとにかく冷える。痛い。だんだんと指先の感覚がなくなっていく。


しかしそれでも踏むのだ。実力は貧脚でも、最後まで踏み続けるという意志だけは剛脚でありたい。2時間があっという間に過ぎていく。

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15回目の登坂をこなしながら、2時間経過のアナウンスを聞いた。つまり、次にゴールラインを通過するときはスプリントになるということである。

ペースを上げたらなんだか元気のよさそうな集団に追いついたのでそこにドッキング。適宜先頭に入ってそれなりに存在をアピール。何もせずにスプリントだけして順位上げるなんてことはしたくない。

さて、どうやったらこの集団の頭をとれるだろうか。

自慢じゃないが私はスプリント力が皆無に等しい。そもそも下ハンドルを握った状態で腰を上げて全力でもがくことができないという致命的な技術不足がある。よって、これまで私がとってきたのは早がけからの逃げ切り。


最後のバックストレートで仕掛ける……思った以上に脚が残ってない……

距離はできたものの最後まで振り切れそうになく、途中で踏みやめて集団に合流。最後のスプリントに意識を切り替える。

最終コーナーを過ぎた立ち上がりからスプリントがかかると予想。しかし、絶対にその位置からだとゴールまで持たない。少なくとも私はそう。ピットインレーンを過ぎたあたりからかけようと何とか食らいつく…くらいつく……無理な気がする……

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「頑張れーーーーー!!!!!」とぴよ貧ズが叫んでる。うれしくて泣きそう。こんなに人から応援されたのなんて今まであっただろうか。ここで踏み止めたら貧脚失格だ。

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ボロボロになりながら、それでも最後まで踏み切り、先行者を差してゴール。


順位:71位


順位は決して良いものではないし、レースをしていたといえるような内容でもない。ただただ限界まで踏んでいただけ。

ぴよ貧ズテントに戻り、倒れこむ。

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たくさんの労いの言葉を頂き、次から次へと食べ物を貰い、優しさに包まれた。

温かいチームのメンバーで良かったと心から思う。

絶対的エースは最後まで先頭集団で戦い続け、9位。流石です。格好いいのです。


自分の実力不足を自覚し、課題を再発見することができた良いレースでした。今日は1日レストですが、明日からまた頑張ります。


ぴよ貧の皆様、本当にありがとうございました。


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