浮雲*照らす翔装の華月伝を読んで



突然だが、あんさんぶるスターズ!をご存知だろうか?

2015年4月28日にリリースされた、スマートフォンゲームで、2025年に10周年を迎える。通称「あんスタ」。

まあ、それがなんだって話なんだが、私はこれに10年狂ってきた。

今回なぜ、このような形で筆を取ったのかというと、2024年12月31日15時からはじまった、ユニット新曲イベントについてである。

イベント対象の紅月(あかつき)は私が担当しているユニットでもあり、メンバーの神崎颯馬は二次元最大の推しと言っても過言ではないくらいには、貢いできた。

そのイベントが、紅月の未来を大きく変えた、重要なイベントだったので、リリース時から紅月Pとして活動してきた自分の思いを吐露したい。イベストを読み終わった勢いで、つらつらと書き殴っているものなので、構成とか文章とかは悪しからず。そして割と肯定派ではあったので悪しからず。

長くなるぞ!!


はじまり

2024年11月9日、AGF2024にて開催された4pieceファイナルセレモニーにて、年末に紅月の新曲イベント「天翔KAGETSU/紅月with滝維吹」が開催されることを発表。

まあSNSは荒れに荒れた。順番的には次の新曲イベントのセンターは最推しである颯馬。
正直、自分自身も思うことがないかと言われたが嘘になるが、それよりも、ラップを含め新しいことに挑戦する紅月の姿が見れることを思うと、楽しみの気持ちが勝っていた。

イベントまで

SNSは荒れに荒れていた──────
気持ちはわからなくもないが、批判も含め、攻撃的なツイートはあまり良い気持ちにならない。

みんなそれだけ紅月を思ってると思うと嬉しくもあるが、まだ加入するところ決まったわけでもなく、憶測だけで攻撃的な意見が飛び交い過ぎていた。
あんスタのオタクは良い意味でも悪い意味でも熱心な人が多いので、なにかと炎上をしていることがよくある。複雑な心境だった。

自分は、オタク活動をする上で、優劣はあるが必ず複数ジャンル追うって決めている。
これは、一つのことに全力を注ぎ込みすぎると、なにかがあったときに心に余裕がなくなってしまい、とんでもないバケモノと化してしまうことを避けるために。まあ、なにかと熱しやすいというのもあるが。

まあ、そんな精神なので、いかんせん過度に攻撃的な意見などを見てしまうと悲しい気持ちにもなってしまうので、辛い期間でもあった。

イベント告知

12月27日、ついにイベント詳細発表。

颯馬がセンターじゃない!!

これに関しては、かなり心が掻き乱された。この年末に向けて、たくさん準備もしてきたし、楽しみにもしていたので、裏切られた気持ちと、めずらしい洋装に新曲のかっこよさ、みんなのビジュの良さに嬉しくなる気持ち。はじめて味わう心境だった。(正直、年末年始のイベントなので和装であってほしい気持ちもあった)

紅月のこれからが決まる重要なイベント。星5完凸はしないにしても、10年寄り添って来たのだ、ともに見届けるしかない。覚悟を決めて、イベント当日を待つことにしよう。新曲かっけぇ。

イベント開始

ついにイベント開始。本来であれば、イベントに集中し、休憩時間もしくはイベントが終了してからストーリーを読むタイプだが、今回は余裕があったので、ストーリーから読むことにした。

今後の紅月を決める、重大なイベント。不安な気持ちがないかと言ったら嘘にはなるが、プロローグの蓮巳の言葉で、自分の中のなにかがスっと消えた。

「新しい試みはさせてもらえず、時流を意識することすら必要がないと言われてしまう」
「イメージで固め、進化も成長も望まない。これではまるで剥製だ。魂などそこにはない」

たしかに3人で紅月、3人でいて欲しい気持ちもある。(紅月だし、年末年始なのだから和装であってほしい)ただ、それはこちらのイメージに過ぎないのではないだろうか。

非常に考えさせられる言葉だった。

"イメージで固め、進化も成長も望まない。"

私は、蓮巳敬人、鬼龍紅郎、神崎颯馬からなる紅月が大好きだ。愛している。3人だけでずっと活動して欲しい。大きな節目でもある10周年を3人で迎えたい。そんな気持ちがないわけじゃない。

親バカと言われるかもしれないが、紅月には無限大の可能性を感じている。とくに悠久の鬼スカーレットハロウィンは、ヴィジュアルも含め衝撃的だった。だからこそ、進化も成長も見届けたい。

天地鳴動Rで成功を収め、多方面から期待されている今、一躍時の人となり、飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍している紅月。「過去のアイドルとしてレッテルを貼られ、いつの間にか表舞台から姿を消す」そうならないためにも、今このとき進化が必要なのではないだろうか。

プロローグの蓮巳の言葉に、そう思わざるを得ないくらい、自分の中では納得ができる状況だった。

待ち人来らず

やっぱりこの3人の絡みが大好きだ〜〜!!!!

節々でそう思うことが多く、3人だけでは不満なのかと怒り狂う颯馬の気持ちも痛いほどよくわかる。ただ、それだけじゃだめなんだろ、蓮巳。

紅月は硬派で真面目だ。そこが紅月の良さでもあるが、少し過ぎる部分もある。そこに飄々としている滝が関わると起きる化学反応がこれまた面白い。悔しいぞ蓮巳、そういうことか。

滝維吹は天才型タイプの人間なのだろう。
とくに3話にてやったことない逆立ち腕立てをソツなくこなし、さらにそれ以上のことを簡単にやってのけるあたりや、天然がゆえに答えに辿りつくあたり、紅月の3人とはまた違った才能を感じる。(個人的に紅月はかなりの努力型タイプだと思っているので)

芸事の世界なので、努力だけでは片付けられないようなこともたくさんあるので、こればかりは仕方がない話である。

滝も滝で、しっかりとちゃんと学び、改善するあたり、自由ではあるが良い奴なのだろうと感じた。
"真実の和風を見つける。紅月なら夢を叶えられるかもしれない。大好きな紅月の曲。"
滝から感じられる、紅月への愛がほんの少し、嬉しかった。

銀の風、舞う紅葉

滝が一件を降りると言い怒り狂う紅月、良い──────

鬼龍が乗り物ダメだと言うことすら失念し、沖縄に乗り込む紅月。滝と練習を重ねるうちに、心のどこかで認めている部分もあることが感じられ、紅月の人の良さを感じた。

まあ、そんなこんなあって結局は滝とパフォーマンスすることになったわけだけど。

「今を生きる者たちの前で歌って踊るアイドル」だからこそ、時代に合わせて変わっていく必要がある。

紅月のパフォーマンスが変化しても、紅月は変わらない。表面上のなにかが変わっても紅月の魂は不変。蓮巳がそう言葉にしてくれて、どんな紅月でも受け入れようと、推していこうと覚悟ができた。

新生『紅月』

滝維吹の加入はなんとなく察していたところはあった。
正直、手放しで喜べるかと言ったら嘘にはなるが、これも紅月の決めたことだ。二言はない。蓮巳が言っていたように、紅月の魂は変わらないのだから。

エピローグにて紅月の衣装を身にまとい、はしゃぎ喜ぶ滝。年相応で可愛い。(バカ〜!のスチルも可愛かった)そして滝が加入したことにより、先輩な颯馬の姿も見れる。なんと幸せだろうか。

滝自身も、今は受け入れてもらえないだろうけど、死に物狂いでしがみつき、できることはなんでもしようと言っていたので、今後に期待だ。自分の中では、これにて一件落着とさせていただこう。

さいごに

とまあ、神崎颯馬推しの紅月Pの思いをここまでつらつらと吐いてきたわけですが。

正直、受け入れられないという意見がほとんどだろうし、気持ちもわからなくもない。降りるという意見もたくさん見た。

ただ、たくさんの人が、それだけ旧紅月を愛していたということだし、愛しているということを感じて、紅月の存在の大きさに嬉しくなった。

それと同時に、紅月が決めたことならそれでいいんじゃない、と素直に応援できてしまう自分は本当に紅月のこと愛しているのだろうかとも思った。が、人の考えは変わるものだし、伝統なども続けるために時代とともに変化していくべきものだと思っている。それが残したいのであれば尚更だ。
蓮巳も言っていたが紅月を伝承にさせないためにも。

滝維吹加入ということにより、今後しばらくは大変だろうけど、時と共に受け入れられていくとは思うので、今は流れに身を任せよう。(なんせあんスタは2021年8月の時点で2024年4月まで計画されていたクソデカコンテンツなので)

これからの紅月にも幸多からんことを──────



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