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SPORTEC 2024 にてショートセミナーを行いました!

こんにちは!
P2M note 編集部の西川です。


7月17日(水)、SPORTEC (スポルテック)2024にて、ショートセミナーを行いましたのでそちらの様子をお届けいたします。


スポルテックとは、民間企業をはじめ、行政、大学などの教育機関等、様々な団体がスポーツやヘルスケア・ウェルネスなどに関連するブースを出店するイベントです。



”日本最大のスポーツ・健康まちづくり総合展”とあるだけ、イベント会場はお祭りのように多くの方で賑わいます。


SPORTEC2024 HPより拝借いたしました


有限会社新井湯、そして P2M Group として、ジムの器具や設備などをはじめ、様々な場面で大変お世話になっている方とお会いすることができました。


関係者の皆さま、いつもありがとうございます。



今年のスポルテックは、7月16日〜18日の3日間の日程で開催されており、その最終日にショートセミナーを行いました。


企業の出店はもちろんですが、業界の動向や最新のトレンドに関してなど様々な観点から公演やセミナーなども開催されたりします。


実は昨年もショートセミナーを行わせていただきました。その時の様子はこちらです。




今年のテーマは、「エクササイズ指導における Variability (変動性)の大切さ〜運動学習を促進するためのアプローチ法〜」です。



R-body Academy コラボセミナーと題し、Perform Better Japan 様、R-body 様、フィットネスアポロ社様、のお力を借りてのセミナーとなりました。ありがとうございました!



当日の様子です!



このセミナーは、STC Japan としてセミナーを担当させていただきました。

STC の講習会で扱う内容の一部をご紹介!



今月開催いたしました STC Course の内容はこちらをぜひご覧ください!



講師担当は新井、デモンストレーションは西川です。



そもそもなぜ変動性が大事なのか?ところから話を始め、


Aqua Ball(アクアボール)
Aqua Bag(アクアバック)
Hydrovest(ハイドロベスト)
Stabi-Bar (スタビバー)


これらの道具がどのように役に立つのか?

また、どう使用すると運動学習につながっていくのか?ということをお伝えしました。



水の入った道具やStabi-barのようにしなるツールは、トレーニング自体も目立つため注目されやすいですが、それだけでなく、それを用いながらも一般のお客様・アスリートに対しどんなタスク(課題)を与えることが重要かということも考えてプログラミングする必要があります。



制約主導アプローチ(Constraints-Led Approach)に関しては、特に STC  Professional Course で中心に学びます。



30分間と、あっという間の時間でしたが、少しでもアプローチとしての考えや引き出しの一部となっていましたら幸いです。


大変暑い中、会場にお越しいただいた皆さま本当にありがとうございました!



セミナー中写真を撮っていただきました📷
Special thanks to Masaya Matsushita
(R-body Conditioning Coach)










また、ここからは、スポルテックに参加して個人的に感じたことを綴っていきたいと思います。ショートセミナーの前に少し時間があったため、R-bodyさんのお話を聞かせていただきました。その時に感じたことが主な内容です。



R-bodyさんのお話の中で「共創」ということが一つテーマとしてあげられていました。


長年に渡り日本を代表する数多くのオリンピアンがコンディショニングに通い、トップアスリートに認められたプログラム・コンディショニングサービスを行政や自治体などと連携しコンディショニングの文化を広げていくこと、その町で文化として根付く取り組みをしていること。



ホンモノを身近に。を合言葉にされている活動がとても刺激的でした。



その中で、そこで話されている内容が、まさしく P2M Group として掲げている大事なコンセプトと共通しているなとお話を聞きながら感じていました。



こちらに関しては、過去に新井が書いていますのでぜひ読んでみて下さい。P2M Group として届けていきたい価値と、そのカタチ(届け方)についての一部抜粋です。

フィットネス - コンディショニングサービス としての「ソリューション」

では、私たちが、フィットネス・ジム、パフォーマンスセンター、コンディショニングセンターを通じて届けていきたいソリューションについて、書いていきたいと思います。

私たちが目指しているものは、「Integrated Conditioning System -統合されたコンディショニングシステム- 」です。

それは、さまざまな学問を統合したもの。
全ての世代に適応できるコンディショニングを体系的にまとめたものです。



「解剖学」「生理学」「運動学」「心理学」「栄養学」各学問を独立させて考えていくことには、限界があるのではないかと考えています。


私たちが普段、子供から大人、高齢者まで "Performance Up" のための コンディショニングサービスを提供していく中で、「生理学の視点ではこう。でも、心理学の視点では?」のような矛盾が必ず生まれていたからです。


学問的にはこうであっても、現場レベルで生まれてくる矛盾。
運動指導者・治療家の方であればこのような悩みに直面したことはないでしょうか?



私たちに求められるのは、各学問を独立した要素として捉えてアプローチすることではなく、各学問を統合した全体性のある考え方、そしてそこに基づいてアプローチすることだと気づきました。


現在、理学療法士、柔道整復師、健康運動指導者、アスレティックトレーナー、ストレングス & コンディショニングコーチ、パーソナルトレーナーの仲間とともに、国内・海外問わず様々な教育コンテンツでの学びを通じて、 Integrated Conditioning System の開発に取り組んでいます。


最先端のコンディショニングシステムを開発し、それを全ての世代へ還元していく。


これが現在、私たちが "フィットネス・コンディショニングサービスとして" 成し遂げるべき使命と考えております。





WHO and HOW:誰にどんな形で届ける?

誰に届けるか?
私たちがこれまで、Integrated Conditioning System の開発に取り組んでいる中で、皆が感じていた疑問がありました。

「このようなコンディショニングサービスができたとして、いったい、誰が受けられるのだろう?」

実際に様々な教育機関で学んでいて感じたことは、「トップレベルで活躍しているアスリートなど、非常にごく一部の方々が受けていることが多いのではないか?」ということです。

世界レベルのアスリートだから、世界レベルのサービスを受けられる。
世界レベルの重要人物だから、世界レベルのサービスを受けられる。

そういった背景も、少しはあるのかもしれません。
しかしながら、私たちが望むことは、それとは違います。



私たちは、そんな世界レベルのサービスを、

◾️ 目の前で、杖をついて歩いているご高齢の方に届けたい。
◾️ 日々のストレスに悩まされている主婦の方に届けたい。
◾️ 毎日毎日、必死になって家族を支えようとしているビジネスマンの方に届けたい。
◾️ 遊ぶ場所と機会が少なくなって困っている子供達に届けたい。

そのように思っています。


*当然、アスリートもその中には含まれていますが、より届けることが難しい方々へという意味を込めて上記のような表現をしています。


P2M Group の4施設には、2歳、3歳の未就学児から、98歳のお客様まで全ての世代が来ています。

私たちは、Integrated Conditioning System(世界水準のコンディショニングサービス)を、"Performance Up" を目指したい全ての世代へお届けします。

Think Globally, Act Locally.より引用


私たちは、古くから銭湯を通じてこの地域で関わってきた皆さんを始め、やはり本社・銭湯中心にまずは、半径850mの地域に住んでいる方に手に届く形で"Performacne Up の体験" をお届けすることが事業の根底にあるのだと思います。



荏原第4地区という範囲の中で、どれほど私たちの届けたいものが届いているかというとまだそれは道半ば。


私たちとこの地域に住んでいる方との間にギャップができていないか?そんなことを考えるきっかけとなりました。



最近、読み返し始めた本があります。


この本は組織論について述べられているのですが、技術的に解決できない問題に対して「対話」を通じて解決するアプローチが紹介されています。


自分のナラティブ(物語)、いわゆる枠組みや世界の見え方をしている間は、両者の間にある溝は埋まらないままです。


1度、自分のナラティブを捨てて、相手のナラティブを観察してみて、そして相手岸からこちらをみた景色はどう見えるのかということを通じ、両者の溝に橋をかけていく作業をしていきます。



「運動」「コンディショニング」「介護予防」に興味がない、もしくは私たちが思っている部分よりも乖離したイメージを持たれてしまっている方に対してどのように橋をかけていけるか。


手段はいろんな方法があると思うので、それを組織のメンバーと模索していきたいと思います。また、そのようなことを一緒に取り組みたいというメンバーもぜひお待ちしています!


それが最終的にまちづくりの一部になると思っています。


今回もご覧いただきありがとうございました。




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