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カメラの話④望遠ズーム編

引き続きカメラの話。
カメラの話①で購入のきっかけが月だったことを書きましたが、月を撮るならということで2番目に買ったのが望遠レンズです。

75-300mm、4倍ズーム。35mm換算だと150-600mmという超望遠レンズになります。スマホカメラも望遠を重視するようになってきましたが、後付けレンズなしの光学ズームで換算600mmを実現している機種は2023年5月現在はまだないはずです。(あったらごめんなさい)標準ズームと異なりスマホのカメラが届かない望遠領域になります。

良い点
・安い 新品でも3万円台
・軽い 423gという換算600mmのレンズとしては驚きの軽さ
・コンパクト 鏡筒収納時(ワイド端)で116.5mm、レンズ径58mmというスペック。コーヒーのショート缶より一回り大きいレベル。

悪い点
・やや暗い f4.8スタート
・防塵防滴ではない
・レンズ内手ぶれ補正がない
・ズーム時は鏡筒がかなり伸びる

悪い点を一応列記しましたが、良い点で十分以上にお釣りが来ると思います。この焦点距離と価格帯だといわゆるネオ一眼や高倍率コンデジがライバルですが、センサーサイズが大きくなるにも関わらずボディ選択によってはむしろ安価になることもあるかなと思います。(本構成だと5万円以下)

装着時の総重量は900gを切ります。フルサイズで同じ焦点距離の構成にしようとすると確実に1kgを超えてきますしAPS-Cでも1kg切りは難しいのではないでしょうか。マイクロフォーサーズのメリットを十分に実感できます。

社外品のレンズフード付き。ジャケット・レンズフードを外した裸運用ならさらに軽量化可能


さらにオリンパスのミラーレスカメラには「デジタルテレコン」というボタン一発で焦点距離を2倍にする機能があって、このレンズだと最大1200mmまでの超々望遠が可能です。やってる事はPC等での編集で中心をトリミングするのとほぼ同じなのですが、コンデジのデジタルズームほどの劣化は感じられないですしカメラ本来の「見えたままを撮る」がスポイルされないのは良いですね。

作例①サッカースタジアム

広角端75mm(換算150mm)
望遠端300mm(換算600mm)
望遠端でデジタルテレコン使用(換算1200mm)人物の顔が判別できたので上下トリミングしてます

作例②球場
神宮球場内野席、一番外野席に近いB2の中段付近からの撮影です。

WBC戦士 高橋投手
令和の三冠王 村上選手

総評
画質は上を見たらキリがないですが、特に超望遠の領域になると価格と重量も青天井。このレンズは非常にいいところでバランスしています。マイクロフォーサーズユーザーの方はもちろん、フルサイズやAPS-Cユーザーの方にも望遠専用2台目サブカメラ用レンズとしてかなりお勧めできるかと思います。

購入のきっかけだった月は機会がなくまだチャレンジしていませんが、またそのうちに。

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