すっごくお恥ずかしいのですが
今エッセイの流れが来てまして。
読んだ本(ちょっとだけ)とこれから読みたい本が山積しております。
たった今読み終わったこちらのエッセイ、
ランジャタイというコンビのツッコミ、
伊藤幸司さん著『激ヤバ』。
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約2年前に出版されたんですね。出た当初気になってたのですが、もうそんな経ってたのか。
今のエッセイの流れの中で読ませて頂きました。
決して読書家と言える程本は読んでないし、先輩にあたる方で、ましてやお会いした事も無いのに大変大変恐れ多いのですが、、
今まで読んだ芸人本の中で1番面白かったかもしれません(いやもしかして芸人本に限らずか?)
そもそも今まで読んだ本のランキングを付ける事なんか到底出来ないんですが、読んだ後の、寧ろ読んでいる時から、いやいや読み始めた時からの、
「え、めちゃくちゃ面白い。これ皆に読んで欲しい」という想いの量は今までで1番大きかったかも。
芸人が書いたエッセイと言うよりは、崇高な文学に触れた気がします。
『激ヤバ』って本のタイトル、とっつきにくいかも知れないけど、全編優しいです。
伊藤さん現在、芸能活動を休止されてるんですよね。
去年の夏に、不祥事というか、巻き込まれてしまったと言ったらいいのか、、結局なんて言ったら良いんだろうっていう出来事により活動休止をされました。
今ランジャタイとしての活動は無い中で、今回『激ヤバ』を拝読しました。
先輩とかはこの際一旦置いといて、恥ずかしながら書きますが、ランジャタイさんめちゃくちゃ好きなんです。ランジャタイの漫才って、言ってしまうと何で面白いのか分からないんだけど、気がつけば笑かされています。2021年のM-1決勝決まった時はほんと嬉しかったし、ワクワクしました。何をしでかしてくれるだろうかと。それからテレビで観る機会も増えて、その度何をしでかすか分からなくて、何かしてやってくれ!と大暴れを期待していました。
その大暴れの中心はボケの国崎さんなんですよね。
伊藤さんはそれにツッコむでもなく、一緒に暴れるでもなく、ソッと見守るという、他の芸人ではあまり見たことの無い立ち位置にいました。
本当に全然ツッコまないし、かと言って、ポンコツって訳でもなく、本当にソッとそこにいて国崎さんを見守っている。ほとんど喋らない(ほんとごめんなさい!)。
そんなランジャタイの陰にひっそりと佇む伊藤さんの文章。凄すぎた。こんなにも文才があったんですか?面白過ぎる。こんなに頭が良い人が、ハチャメチャな国崎さんの横に居てただただ優しく見守ってるのって、寧ろ恐怖すら感じました。
でも、読んでたら伊藤さんがその立ち位置に居る理由が分かって、ランジャタイの深みが増します。
やっぱりランジャタイをまた観たい。
復活して欲しい。何か分からないネタで何か分からない内に笑かされたい。早く帰ってきて欲しい。
もはやテレビに出なくて良いけど、
伊藤さんは国崎さんと漫才をしていて欲しい。
伊藤さんが元気で楽しんでいてくれてたらそれが1番良い。
ほんと、騙されたと思って読んで欲しいです(騙されて活動休止になったとされている伊藤さんをオススメするには不適切な言葉ですが)。めちゃくちゃ面白いから。優しく見守ってる伊藤さん視点で語られる国崎さんがめちゃくちゃ面白いです。全エピソードの中でも何回か登場するだけだけど、絶妙なタイミングで登場させるんです。その感じがやっぱり頭良いんだなって思うし、相当本を読んで来たんだろうなって気がします。なんか、悔しくなってきた。
今のなんだかんだあるワイドショーの、このタイミングでランジャタイの復活を願ってるのって、もしかしたら僕だけかもしれないんですけど、休止からもうしばらく経ったこのタイミングだからこそ、少しでも伊藤さんの事を知る人が増えたら良いなと思って、すっごく恥ずかしいんですけど、読後の熱い内に書こうと思いました。
読む前にランジャタイのネタ何本か観てから読むと良いかも。ネタで脱落する人がいるかもしれないけど(笑)、本読んだら脱落したネタももっかい見たくなると思います。
読書って、良いですよね〜。
また何か自分も書きたい、やりたいって意欲が湧きます。