最近ハマっていること、泥沼とアドレナリン
見事にハマっているのがFXです。
FXとは証拠金取引、レバレッジ日本国内で個人向けの口座であれば25倍までかけて通貨の売買取引ができます。
私はそれに言葉通りどハマりしていまして結構やられてしまいました。
損切る事(損失を抱えてしまったポジションを決済する事)ができないポジション(特定のレートで通貨を売る"ショート"、または買う"ロング"事)が残っむているため辞めるに辞められない状況です。
下がった株を持ち続ける塩漬けと同じようなものです。
以前は株もやっており見事に塩漬けにしてました。
とにかくそのポジションの行方が気になって仕事が手につかない事が多いです。
ただチャートを眺めて1日が終わる、なんて無駄で生産性のない時間なんでしょうか。
本当に早く辞めたいです。
含み損(損失)を抱えたポジションがロスカット(証拠金維持率が100%を割ると強制的に決済される)されないようにカードの決済を一部リボ払いにして資金を捻出してたり。
泥沼です。病気です。
キッカケは今後の生活資金をもっと増やさねば。
おじさんがこれから資産を作るにはのんびり投資信託なんかやってる時間が無い、20年後とか30年後とか生きてないですから。
手っ取り早く稼げるもの、レバレッジをかける、ん?FX!?
サラリーマンでもできる副業FXと言う書籍があるぞ。
どれどれ内容的には、ダウ理論を使う事によって比較的安全に稼げると、なるほど。
よくある爆役を謳い文句にするような内容ではないこと、著者が人柄が良さそう、書籍の内容が筋が通っている事から信用して始めてみる事にしました。
正直FXってとても危険なイメージしかなかったのですが、かなり緩和された気がしました。
それにやるまではとんでも無いギャンブルのイメージだったのですがやってみるとそうでもなく、意外に楽しい。
初めてすぐは初心者ですから低レバレッジでスキャルピングまがいのことをして一喜一憂してました。
ダウ理論がわかると確かに安全に取引ができる事をじっかんし、若干の利益も出始めました。
そうすると人ってのは(私は)気が大きくなって調子に乗ってしまうのですね。
少しの油断が命取り。
来年あたりには数千万稼いでいる妄想を描きはじめ。
ダウ理論通りに損切りもしっかりとしておくべきところをついおろそかにしてしまい、とんでも無い事に。
え、うそ、どうせ戻る。
え、まだ行く、うそ。
まじか、あそこで切っておけば。
全てが後の祭り。
あれよあれよと含み損が増えポジションを切る事ができなくなってしまいました。
そこからは地獄の始まりです。
毎日毎日くる日もくる日もチャートと睨めっこすることになりました。
含み損に加えマイナススワップ(1日持ち越すと金利がつくがそれがマイナスになっている事)がさらに追い打ちをかけてきます。
ひー、たまらん!
なんとかしようとやればやるほど状況は更悪化し、クソポジ(損を抱えどうにもならないポジション)量産、損切り貧乏、往復ビンタ、で損が加速。
なすすべもなく両建てしてしのぐ。
毎日気が抜けないチャートとの格闘の日々です。
冷や汗とドーパミンが止まりません。
しかもFXは24時間ですから少し目が覚めるとすぐスマホでチャートチェックしたり、本当に気が休まりません。
だからと言って土日は取引が無いので廃人の様になって一息つける休憩のはずなのにつまらないとさえ思ってしまう有様です。
たとえ負けていてもFXをやっている時は全てを忘れて没頭できる、最高にハマるギャンブルです、アドレナリン出まくりです。
はぁ、やめられねぇ、いや、やめないと。
そんなFX生活も今月に入りようやく風向きが変わってきて含み損が解消されつつありホッとしているところです。
さぁ、これから利益出して行こうか!
実際ピボットとフィボナッチ、ダウ理論、頭とお尻はくれてやれ、損切り、その他半年以上相場に身を置き続けて養った経験。
これらをちゃんと使って根拠あるエントリーを続けていけば勝てる気がするんですよね。
気がするだけなんですけど。
でも人って(いや、私個人は)エラーを起こしてしまうんです。
コンコルド効果やサンクコスト効果(回収不可能なコストを心残りに感じ、より多くのコストをかけようとする心理傾向)、FOMO(チャンスを逃しているのではないかという恐怖)、プロスペクト理論(利益や損失に関する確率について、自分の都合で考える習性)、認知的不協和理論(自分の思考や行動に矛盾があるときに生じる不快感)、アンカリング効果(最初に提示された情報がその後の判断に影響を与える効果)、ヒューリスティック(深く考えずに単純な思考プロセスを採用すること)などそんなものを打ち崩す鉄のハートと論理思考が必要です。
だからFXで本当に勝てる人は一握りの世界なんだと思います。
FXは本当にお勧めしません。