俳句・短歌のようなもの
季語などがないので厳密には俳句や短歌になっていないが、まあ日本人が好きな五七五調で詩みたいな文章を書いてみた、という程度のもの。
諸法無我 夢幻泡影の如し
青空に 涙をさそふ ひこうき雲
「頼みもしないのに」
頼みもしないのに 時間が早く 過ぎてゆく
あー、オリンピック延期かー といっていたら あっというまに
桜が散った そして
頼みもしないのに 夏がくる 甲子園のない 夏が
頼みもしないのに 秋がくる 祭りのない 秋が
なんなんだ この早さ アインシュタインもビックリするよな 時の流れ
頼むから 楽しい時間は ゆっくり過ぎて
こうのとり 地上のゴタゴタ 忘れさす キレイな打ち上げ 見上げる宇宙
居はたとへ 恵比寿の土地を追われても 留めおかまし 下町魂
待つる日々 病の床と 同じなり きてしまへば 普通の日常
ひきこもり いつもの日常 待ちわびる たまの散歩の まぶしき日差し
ひとの世や ウイルスごときに あやつられ
うつせみや ウイルスごときに 左右され
うたかたの いのちはコロナに ゆだねられ
コロナ禍や はかなきいのち おもひしる
たまゆらの 我慢我慢と おもいきや なかなか終わらぬ 閉鎖生活
カレンダー つまらぬ日々でも 減っていく せめて楽しく やろうじゃないか
気がつけば いつのまにやら 春は過ぎ 気持ちよかとね 初夏の風
先みえず ぼんやり見上げる 漆黒の 宇宙(そら)のかなたに ひとすじの光
ぼったくり マスクメロンが 買えちまう~ #高額マスク
目に見えぬ 小さきものに あやつられ 人のこころは すさみゆくかな #買占め
春の雨 花びら散らし いかだ編む
梅のころ いっしょにみやうと 約束す 桜の花見 叶わぬなり #花見禁止
爆弾が 降るよりましと 今おもへ 米も味噌もあるぢゃないか
花ふぶき 見まちがえするよな 雪ふぶき
花びらの 散るやうに落つる 春の雪
待ちわびる はるのおとづれ じらす雪かな