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検死ってそんなに雑?

映画アイランドに関しては盗作疑惑を指摘しているサイトもある。新劇場版攻殻機動隊に対しては、まあ~、ストーリー展開にこだわるあまり(個人的な意見)複雑怪奇になっていて、無理があるんじゃないか~というところもあった。
この2つの映画で聴衆に対して「あっ」とおもわせる肝となるシーンがある。アイランドでは本人とクローンが戦っているところを撃たれるシーンがある。新劇場版ではクルツ中佐が爆弾テロで死亡する(丸焦げになる)シーンがある。
以下、ネタバレありますのでご注意。

まず、アイランドのほう。クローンは腕輪をしているはずなので、それをみた敵が腕輪をしているほうを撃つ。実は、クローンが本人に付け替えていたのだが。ただし、これはあまりに滑稽な設定だ。なぜなら、クローンは腕輪もしているのだが、腕にナンバーが刻印されているのだ。検死など待たずに、0.1秒で間違って本人を撃ってしまった!とすぐに現場でわかるはずなのだが、それはスルーされて、検死官が遺体をあらためて調べて、あっ!本人が撃たれている~という流れになっている。有り得ないかどうか判断するのは読者自身ですが、自分は有り得ない設定だと感じました。
で、攻殻のほうですが、これもまたありえねー、と感じました。黒焦げ遺体にはおそらくシリアルナンバーが刻まれているであろうネックレスがついていたが、そもそも論として検死しねえのかよ??リモート義体かどうかチェックするだろ~、普通。で、軍にいたのならそもそもリモートかどうかチェックするだろ~フツ~。「何かが起こった。実はこうでした。で、また何かが起こった、実はこう。」という観衆の裏をかくような構成にしたかったのはわかるが(違うのかもしれないが)かなり無理がある設定はやめたほうがよいのではなかろうか、と感じました(他のシーンもあるのだが、批判するのがメインではないので)。
※ちなみに、素子がクローンと戦うシーンのエピソードがあるが、そこではバトーが「もとこぉー!」と叫んで振り向かなかったほうを撃ち抜くというシーンがある(マイクロマシン米のやつ)

以上、批判めいたことを書いてしまったが、結構、検死でストーリーががらっと変わり、動き出す、という流れが多いような気がしたので、取り扱い(設定)には十分注意が必要かな、ということです。

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