RX10 ElementsをVRChatで使用する方法(2023/10/7)
はじめに
RX10 Elementsについて
RX10 Elements(以下RX)は音声編集プラグインです。定期的に無料配布されています。「無料だからもらっとけ!」と誰かに言われ、取りあえずダウンロード、インストールした人は多いのではないでしょうか。
何が出来るの?
色々出来るのですが、特に「Voice De-noise」機能が秀逸です。リアルタイムで、マイクに入る音のノイズを取り除いてくれます。これでエアコンが付けっぱなしの室内でも安心してボイスチャットが楽しめますね。
ところがぎっちょん
RXは単体では動作しないのです……例えるなら、これはファミコンのカセットみたいなもので、ファミコン本体がないと動作してくれないのです……
なるべく簡単に
本記事ではなるべく簡単に、原理の説明は置いといて、取りあえず
「VRChat上で、RX10を動作させる」ことを目指します。
必要なもの
RX10 Elements本体
無料配布で貰った人を想定しているのでお持ちかと思います。本記事ではダウンロード、インストールは済んでいるものとして扱います。やり方が分からない場合は他記事をご参照ください。
VSTHost
ファミコン本体です。このソフト上でRXを動かします。「VSTHost」でググって最初に出たページから「vsthostx64.zip」をダウンロードして下さい。
SYNCROOM
ヤマハが出してる、オンラインセッションソフトです。ソフト本体は今回用いませんが、付属しているドライバが欲しいのでインストールします。「SYNCROOM」でググって、最新版をインストールして下さい。インストールの際は「標準」を選択して下さい。
手順
1.VSTHostを起動する
・「Performance」タブから「Autosave plugin Banks」を有効にする
・「Devices」タブの「Wave…」を開く
→Input portに、あなたがお使いのマイクを設定してください。
→Output Portに、MME:ライン(Yamaha SYNCROOM Driver)を設定してください。
2.RXを読み込む
・VSTHost上の何もないところを右クリックし、
「File」→「New plugins」を選択。
・C:\Program Files\Common Files\VST3\iZotope
上記パス内の「RX 8 Voice De-noise.vst3」を開く。
3.VRChat上で有効にする
VRChat内のAudio内に、マイクの切り替えボタンがあったと思うので、そこで「YAMAHA SYNCROOM Driver」を選択して下さい。
おしまい
以上です。多分これでVRChat上で一応ノイズキャンセリングが有効になっていると思います。細かなノイズキャンセリングの設定をいじくりたい場合は、VSTHost上の「RX10 Voice De-noise.vst3」の上にある、「i」ボタンの右横にあるつまみボタンを選ぶと調整できます。
不備があれば適宜追記予定です。筆者も見よう見まねでやっているので質問には答えられない可能性が高いです。また有識者から「それは違うだろ」など突っ込みがあった場合は適宜時間のある時に修正します。
おしまい。
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