キャラ経済
■設定
超一流サラリーマンが主人公
仕事では常に業務改善と効率化を求め無駄がない仕事をしてきた
東京大学卒業後の一流の外資系システム会社に入社
そんな彼がリストラされた
会社が AI 5Gそういった最新テクノロジーの導入を進めた結果、彼は不要となった
一方で同期入社の山田はリストラの対象から外された
主人公はなぜ超一流の自分がリストラされ、平凡な山田が会社に居続けることできるのか不安だった
仕事を無くした主人公は実家の山口県に帰ることになった
そこである居酒屋の亭主と出会う 飲んだくれて全く仕事ができていない
ダメな人間だ
ただ彼の店にはいつも常連客が集まる
なぜ非効率的な居酒屋に人が集まるのかこれからよっ 変わっているのか本小説を通じて読者に伝える
■ストーリー
会社に行ったら仕事がなくなっていた
AI によって仕事を奪われたのだ
2、3週間前から嫌な予感はしていた
会社が AI や5 G のシステムを導入するとは聞いていたたら自分がリストラされるとは夢にも思っていなかった
自分は東京大学法学部を卒業している
受験勉強において効率的に知識を吸収することは得意中の得意なんだ
仕事でも効率を重視してエクセルや RPA などを使って業務をどんどん効率化していた
会社からの評価も高まって最速で課長にまで昇給した
なんで自分がリストラされるんだ
一番気に食わないのは自分と同期の山田が会社に座っていることだ
あいつは今回のリストラの対象から外されているなぜだ
入社した当時から俺と山田には雲泥の差があった
会社での評価はもちろんのこと女性社員や先輩社員からの人気も自分の方が圧倒的に大きかった
山田は新しいことに挑戦するようなタイプではない
今まで通りのやり方をただ単純にやるだけの男だ
そんな山田が何で会社に残れるんだ
もうそんなことはどうでもいい
俺は山口の実家に帰ることにした
会社から出る際何人かが挨拶をしてくれた
ただそれも杓子定規的なものだった
しばらくの間生活には困らないだろう
正直東京で働くのも疲れた 実家に帰ってしばらくのんびりしよう
ただいま
お袋ただいま僕はそう言って実家の扉を開けた
母親と父親が温かく出迎えてくれた二人とも農家を営んでいたが、65の時、畑を売り払った
二人の両親はすごく優しく僕を育ててくれて東大に行きたいと言った時も賛成してくれた
奨学金の借入を必要だったが両親が支えてくれてると感じられた
家からは漁港が見える この町は子供の頃から変わらない
漁港の目の前にある飲み屋に入った飲み屋には70近くのおじさんが一人で店番をしていたもうすでに酔っ払っているようだ僕は空いてる席に座った3人ほど常連客がいた
僕は店主に向かってビールを注文した
店主はへいと言ってゆっくりと立ち上がった
店主は見るからに酔っ払っていうのが分かる
店主はは僕のテーブルにビールを持ってくるとビールを置いた
するとおもむろに店主は僕の横に座り始めた
僕は店主に大丈夫ですかと聞くと
店主は首を縦に振ったがそのまま椅子の上に眠り込んでしまった
すると常連客が店主に向かって「またかよ」
やれやれしょうがないなと言ってテーブルを片付け始めた
その後の二人三人と常連客が店に入ってきてはのぶさんまた今日も酔っ払ってんのかよ
と言って椅子に座った
お客さん達は自分でビールを出したりおつまみが作ったり場合によっちゃ常連客が常連客の料理を作るなんていうことも起こり始めた
僕もビールやつまみが盛られた皿をテーブルまで持って行った
そのまま皆とどんちゃん騒ぎだ
どこから来たんだどうして東京の会社やめちゃったのなどみんなから聞かれた
一応丁寧に回答したがみんな酔っ払ってしまってろれつが回っていない
夜中の10時を回った頃、店の店主を出し切り寝かせた
しっかりと薄手の布団もかけてやった
常連客の一人がじゃあ今から勘定なと言った
じゃあ一人3800円
みんなそそくさと財布からお金を取り出しテーブルの上に置かれた
いやごちそうさんと言ってみんなに綺麗に見えて割れた
後はなんて不思議な光景なんだろうなと思った
みんなが自分たちでご飯を作ったりビールを出したり飲んだり暇にお会計までしっかりして帰宅して言った
こんなこと東京じゃありえない
不思議に思った一日だった
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