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誰かへ受け継ぎたい洋服はありますか?

今回は
Burberryのジャケットを通して感じた
洋服を受け継ぐことということについて考えてみたいと思います。

私が5年ほど前祖父の引っ越しにあたり不用品を整理を手伝っていた時のこと。
あるジャケットが出てきた時に、「もう着ないから捨てといて」と祖父に言われた時に慌ててレスキューしました。

なぜならそのジャケットは自分では一生買うことのないであろうBurberryのものであったから。
このレスキューしたことをきっかけに、
ものを人から人へと受け継ぐことの温かさに気づくことができました。

温かさとは何か?
受け継いだ洋服には自分で購入した洋服より
目に見える歴史を感じることができます。
今回のジャケットであれば、祖父が現役の会社員であったときに使っていたものなので少なくとも20〜30年は使用していることが明確です。

当然、これだけ長い年月を経て自分の手元にやってきた洋服を
雑に扱うことや
転売しよう
という気にはなれません。

古着との違いでいうと、

使用者のことを知っているか

ということではないでしょうか。

例えば、野菜を購入するときに生産者の顔が見えた方が安心して購入できることがあるように、やはり生産者のことを知っている方が安心できる。洋服の場合は安心というよりは歴史を感じて愛着が持てるというのもなんとなくイメージできると思います。


現在はメルカリなどの個人間の取引が増えたこと、
そしてファストファッションが流行していることで、
いらないものはすぐに販売もしくは、捨てるサイクルが
主になっているように感じます。

それによって家族間でのものの受け継ぎということはひと昔に比べれば、減ったのではないでしょうか。

それ自体が悪いということではありませんが、
色々なものをすぐに手に入れられるようになったからこそ、
一つの気に入ったものを大事に使い、それを誰かに受け継ぐ。

そんな循環に自分自身も関われるように、
今回のジャケットはもちろん、
その他の洋服に関しても大切に使用していきたいと思います。
私はまだ自分自身で育てたもので
引き継ぎたいものを見つけられていないため、
これから見つけていきます。


ここまで読んでくださった方々の
誰かに受け継ぎたいものはありますか?


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