肥満

 タイ人はタクシーが好きだ。近距離でもどこでも直ぐタクシーを止める。タクシー料金が安いせいもあるが皆さん歩くのが本当に嫌いである。

 先日の昼休み、同僚とタクシーに乗車。「何処まで連れて行かれるんだろう。。」と少々不安に思うまもなく、即停車。歩いた方が早い!と思うような距離でも「汗をかくとみっともないだろう?」とタクシーに乗る。
 歩かない人が太るのは当たり前である。朝から砂糖のタップリ入ったアイスミルクティーを飲んでいる女子学生などは確実に肥満予備軍。しかも歩くのが嫌い、歩いたとしても超スローペースで有酸素運動とは程遠い。

 「いつまでもデブだと思うなよ」という伝説の本に以下の記述があった。「運動を続けるのが無理な人が太っているわけで、ダイエットだからと言って運動を続けるのは無理なのです」納得である。
 資料によると水中の不活性酸素濃度がある一定の値を超えると突然変異が起こるらしい。つまりチャオプラヤー川で巨大な生き物が見つかるのは、あまりの汚れで不活性酸素濃度が高くなり、生き物が酸欠になり巨大化するらしい。
 では人間は・・・社会のストレスがある一定の値を超えると、巨大化するとしたら。。。ああっ私が太っているは社会のせいだ!これでは言い訳にならないだろう。
 タイでは「おおっ」と驚くような太った人を良く見かける。20年前には殆ど見かけなかったのだが、、、太っている事に寛容なタイ社会は居心地が良い。

 同僚の可愛いお姉ちゃんが朝からオヤジを見て一言「ナーラックマーク」、齢40を超えた親父が可愛いといわれるのは少し照れる。でも彼女、ドラえもんを見ても熊のぬいぐるみを見ても「ナーラックマーク」。

 ひょっとしてこの言葉の意味は違うのかも。。やはり人は痩せている事に越した事は無いのである。

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