観劇のススメ「ちかくに2つのたのしい窓」
こんばんは。オズです。このnoteでは、わたしの「好きなもの」について、勝手に書いて、勝手におススメしていきます。
今回は「観劇のススメ」シリーズと題しまして、劇団ロロ(ろろ)さんのシリーズ作品『窓辺』。第1話「ちかくに2つのたのしい窓」をおススメしたいと思います。(公式情報は以下の公式noteをご覧ください。また、配信自体はYoutubeLiveで行われています)
ビデオ電話で交流する人々を描く連作短編通話劇シリーズ『窓辺』
劇団「ロロ」を見たきっかけ
わたしが初めて劇団「ロロ」の存在を知ったのはおそらくテレ東の佐久間さんのつぶやきです(佐久間さんご多忙のはずなのに気になる劇団の公演ちゃんと観劇行ってるのすごい)。
その後、近年GWに静岡市で開催されていた野外演劇フェス「ストレンジシード(2019年)」で、ロロの作品を初めて見ました。そして、どれも面白かったのですが去年の「ストレンジシード」で個人的に一番好きだったのは、ロロの作品「グッド・モーニング」でした。(下の写真は自分が見た時の写真です。怒られたら消します。)
ただ、その後の公演は都合がつかなかったり気づいたら終わってたりで見に行けておらず、、
しかし、幸か不幸か、この度配信という形で、今回やっとまたロロの作品を見ることができました。(しかも今のこの時期に。場所を問わず。オンラインで。すごい時代になりました。。)
オンライン演劇について
次々と様々な公演が中止になっているこの世の中で。生の臨場感には敵わないとわかっていれど、やはり心のどこかでオンライン演劇だったり、何らかの形で、好きな劇団の公演を見ることができたらいいなぁと思ってはいました。
でも、実際どうやっていくか、劇団性を失わずに実現させるかっていうのは、各劇団でも課題になっていたのかなと思うのですが。
「ロロ」のこの『窓辺』シリーズはその一つの答えを出してくれたような気がします。
この作品の好きな所
私が思うこの作品の良さは、色々あるんですが。ざっくりと新規性などの点で自分なりに箇条書きすると。。
・配信劇企画~発表してくれるまでが早かった(と思った)こと
・zoom、YoutubeLiveという現代的なツールを利用していること
・20分という気軽さであること
・日付をおいて複数回の配信があったこと
また、何より内容が
・現代に即していて、エモーショナルで、おもしろいこと
印象的なセリフや画面の使い方があり、20分でも見どころは沢山ありました。個人的に特に印象的だったのは、
「一口ほしい時に、一口もらえる場所にいたいぜ」
でした。(このあたりのシーン、ぜひ見てほしいです。)
zoomだと、お互いの表情・仕草がほぼ定点で見えて、しかし時に、カメラワークも役者自身で移動したりして、とても新鮮です。
(お芝居とわかっていても、この形式で見ていると、見てていいのかとドキドキして不安になる感じもあり、それもとても新鮮です。。)
おすすめが直前になってしまいましたが、ぜひこの彼らと共有できる貴重な時間を体感してみてください。
第1話「ちかくに2つのたのしい窓」最後の配信は、本日4月25日24時です。
おわりに
おわりに、最近の個人的所感の話になります。
いま、世の中の前提が色々と覆ってしまおうとしている中で、演劇のあり方や、演劇の持つ意味合いは、大きく変わっていってしまうのかもしれませんが。。
演劇文化に限らず、いわゆる、全体的な文化的芸術活動も、時に柔軟に進化や変化を続けながら、残っていってほしいし、能動的に残していかなければいけないなと、このnoteを書きながらちょっと思いました。
そしてもう本当、彼らのセリフそのまま、
早く、家族、友達、大切な人たちと
「一口ほしい時に、一口もらえる場所にいたいぜ」