oz a.k.a. 西洋出版史たん

マーケター。得意分野はプロモーションとデータ分析で、最近マネジメントも始めました。魔法のようにマーケしたい。会社はサボりがちだけど、仕事は好き。相談や質問はお気軽にどうぞ。

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SNSの中の人はもう疲れた

会社のSNSアカウント(主にTwitter)を運営しているのですが、もう疲れてきたアカウントがこちら。 SNS運用は人生初、他のアカウントの見よう見まねしながら、いつの間にかフォロワー数を100倍近くに伸ばすことに成功した。 しかし、SNS運用はあくまでマーケティング活動やユーザーとの距離を縮めるひとつの手法でしかない。 周囲も忙しくSNS運用にリソースを避けていなかったこと、私もプロモーション業務や分析業務と兼ねて運用していたのもあり、成果を出すまでに色んな困難があった

      • ノーコードツールBubbleで夢小説サイトを復活させてみた

        おはようございます。noteではお久しぶりのoz(@ozoz_witch)です。 2022年は「自分のプロダクトをつくる」を目標にしてみたので、非エンジニアでも簡単にサービスが立ち上げられると話題のBubbleに1年ぶりに挑戦しました。 タイトルに「The best way to build web apps without code」と入っているとおり、コーディングなしでWebアプリが立ち上げられるという便利な代物です。 今回は、Bubble習熟も兼ねて学生時代死ぬほど

        • 勇気出してTwitterスペースやってみたら分かってきた聴覚ビジネスの可能性

          こんばんは、病めるマーケターoz、またの名を西洋出版氏たんです。 あるときはごりごりに気分の落差が激しい面倒くさいマーケター、あるときはのんびり写本の挿絵を眺める学問たんをやっています。 そんな私が生まれて初めて「Twitterスペース」にチャレンジしました。 どんな齢になっても初めてぼろぼろけになって、相場も着地点も分からずに挑んでみるものがあるというのは良いことです。 そこで気付いた、聴覚ビジネスの可能性と、配信時注意した方が良いことを備忘録がてらまとめます。 もう人

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          「他責するな、自責しろ」は用法用量を守って使わないと危険。仕事はひとりでに膨らんだり、解釈を変えてしまう作用があるので、他人のせいばかりにしても人もモノも動かないし、自分のせいにばかりしても物理的精神的キャパが溢れたら終わる。

          「他責するな、自責しろ」は用法用量を守って使わないと危険。仕事はひとりでに膨らんだり、解釈を変えてしまう作用があるので、他人のせいばかりにしても人もモノも動かないし、自分のせいにばかりしても物理的精神的キャパが溢れたら終わる。

          なかなか仲良くなれないモチベーションという存在について

          私が働いている会社では、モチベーションサーベイなるものを定期的に実施している。 業務量はどうかとか、前向きに業務に取り組めているかをチェックするもので、人事や管理職はそれを見て組織運営を考えているらしい。 突然雨模様になったり、芳しくない答えを書いている人は人事からお呼び出しがかかり、現状を確認する面談に案内される。 人事面談に案内されたときには、もう手遅れであることが多い。 実際、私は業務過多と上司の求めるクオリティにこたえることができず、からだを壊して休職したことがある

          なかなか仲良くなれないモチベーションという存在について

          「時を止める」という効能について

          料理研究家の土井善晴さんのこんなツイートが目に入った。 ちょうどこの「煮物」をつくる番組を見ていたので、「手紙」のくだりはようく覚えていた。 じゃがいもだかにんじんだかの煮物を作っていて、明確に「20分煮込んでください」とも言わずに、ただ「美味しく煮込んでください」「煮物なんてほっときゃできます」といったことを、土井先生はおっしゃっていた。 その間に手紙でも書きつければどうか、とささやかな提案をして、女性アナウンサーが「まあ、素敵」とやや驚き混じりに微笑む、そんな番組だった

          「時を止める」という効能について

          明日は去年書いた文章を引っ張り出したり、ブルシットジョブを読んだり、少し書き物をしたりして過ごす。

          明日は去年書いた文章を引っ張り出したり、ブルシットジョブを読んだり、少し書き物をしたりして過ごす。

          クローゼットの君へ

          昨晩、前職の上司と会う夢を見た。 声をかけるのもためらわれるくらい怯えていて、数年間顔も合わせていない彼はいつでも表彰台に立っているかのように堂々としていた。 喉から名前を絞り出そうとした瞬間、声が枯れて、自分がどうしようもなく彼よりも下にいるのだと思い知り、ゲームオーバーと表示される代わりに夢は切り替わる。 そこで私は敵に内蔵を切り裂かれる数秒前に、朝6時のベッドの上に戻ってくることになる。 心と身体が不可分ならば、その夢の前半と後半もオーバーラップする。 前職から離れて何

          クローゼットの君へ

          柔らかい「導かれ力」をもった人が最強

          「◯◯力(りょく)」というタイトルの本は読まないことにしている。 目に入った瞬間は「ほほお、今はそういう時代なのか」と思うけれど、次の瞬間狐に化かされたような雲の真ん中に顔を突っ込んだような、ふんわりとした気持ちに陥る。 本文を読んだところで、結局良く分からないことが多い。 結局◯◯力が大事だ、時代を生き抜くのだ、とペーパー越しに息をまかれたところで、力が大事なことはいつの世も不変で、下手な書店に行くと棚のあちこちから強くなれ、このスキルも忘れるな、と脅迫されるので気が気では

          柔らかい「導かれ力」をもった人が最強

          弱いメディアが人間の行動を喚起する

          公園の辺り一面に並べられる本。 原爆で没した方の名簿はその数117冊に達するそうだ。 風化を避けるため、毎年梅雨に入る直前の時期に作業が行われるらしい。 職員が頁1枚1枚を繰って手入れする。 気が遠くなりそうな作業だと思うのと同時に、アナログな何かに触れているから催されるありがちなセンチメンタルさとは別の、途方も無い時空の中で「所在」とは何かを考えさせられた。 未来のメディアは果たして電子なのか、という問いに対して、時空も認識も柔らかくこじ開けるように論考したのがウンベル

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          二子玉川の本屋博はなぜ熱狂のうちに終わったのか?

          1/31(金)午前、二子玉川は静かにざわめき始めていた。 日本各地に点在する書店が、大手もインディペンデントも関係なく一挙に集合し、本棚を広げる『本屋博』が始まろうとしていたからだ。 2日間に渡るイベントが終了し、感想を聞いて回ると、どうやら本が多く売れたようだ。 また、普段の商業では起こらないような読み手-書店の会話、コミュニケーションも多く生まれたようだ。 実際にイベントに訪れた自分も、それを強く感じた。 本が売れない時代と言われている。 ついこの前もジュンク堂の京都

          二子玉川の本屋博はなぜ熱狂のうちに終わったのか?

          「情報を運ぶ」ことに関心のあるあなたのために書かれた本10選

          不器用ながら、高校生の頃から「情報を運ぶ」ことに関わってきた。 学生イベントの広報、西洋出版史の勉強、塾講師のアルバイト、広告制作、そしてマーケティング。 領域や業界こそ異なるものの、うんせっせと日々情報を運ぶ人間であることに気付いたのはここ最近のこと。 自分の身の回りにある本は一見ジャンルや時代背景が異なるように見えて、すべて「いかに情報を運び、摂取するか?」に向けられていた。 「いかに情報を運び、摂取するか?」という問いをあえて立体的にすると、時代、社会、身体、媒介(媒

          「情報を運ぶ」ことに関心のあるあなたのために書かれた本10選

          あなたのプロジェクトを遅らせる組織の「重力」

          プロジェクトがなかなか進まない。 一度起こした意思決定が覆る。 案件は進行しているが、何のためにやっているかが分からない。 その原因は、もしかすると組織の「重力」が引き起こしているのかもしれない。 私はこれまで新規事業の立ち上げプロジェクトや、ビジネスとエンジニアリングをブリッジする仕事を担当してきた。 その中で理不尽なことがいくつも起こった。 ・現場と乖離した目標が降りてくる ・誰も幸せにならない施策が進む ・他部署の人間の目の敵にされる 理不尽は、不思議の裏返しだ。

          あなたのプロジェクトを遅らせる組織の「重力」

          西洋出版史たんが「はじめてのこみけ」に挑戦しようと思ったわけ

          突然ですが、2020年の目標を立てた。 そう、「はじめてのこみけ」だ。 こみけ(コミックマーケット)とは?一言で言うと、同人誌を頒布する場所。(勘違いしていたのだが、コスプレをするだけの場所というわけではないようだ) 数10サークル(出展グループ)程の小規模なものから、3万サークル程の幕張メッセなどで開催される大規模なものまである。 書店のようなお店とお客という関係性は存在せず、皆が対等な関係性であることが特徴だ。 サークル出展は有料で、抽選が行われる場合もある。 なぜ「

          西洋出版史たんが「はじめてのこみけ」に挑戦しようと思ったわけ

          【休日の予定を考えているあなたへ】ベストオブ脱出ゲームを勝手におすすめする

          ozの趣味はリアル脱出ゲームだ。 リアル脱出ゲームとは、制限時間内に謎や暗号を解き明かし、部屋を脱出したり事件の犯人を突き止めるゲーム。 チーム戦であることも多いため、推理力以外にコミュニケーション力、先読み能力が問われる。 SCRAP(スクラップ)という会社が主要都市で毎日何かしらのイベントを開催している。 2019年も25〜30個近くの脱出ゲームに参加した。 ゲームの満足度を左右するのは、脱出成功/失敗だけではない。 自分には、大きく以下3つの要因がある。 ①脱出成

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