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抱えきれないもやもやをここに。vol.1

先日、ある企業の社員研修が、海士町で行われました。

Entôがその受け入れ先ということもあり、当初僕はそのサポートスタッフとして動くことに。

のはずが、折角ということで邪魔にならない程度に参加までさせていただいちゃいました。

僕がそこで得たのは、たくさんの「もやもや」です。

「もやもや」と言っても決してネガティブなものではなくて、4月から一般企業で働くことが決まっている僕にとっては、むしろここで得ることができて本当に良かったと思っています。

その「もやもや」とは一体何なのか。

考えの整理も兼ねて、実際に僕が参加した研修を振り返っていきたいと思います。


山の時間

参加者が島について早々、僕たちが向かったのは海士町の知々井(ちちい)という地区にある山。

まずはストレッチや軽いゲームを通し、この島に対して、人に対して、あるいはこれからの時間に対して、「ゆるむ」。

大きく息を吸い込んだり、何もしなかったり。

あなたは今、どこに立っていますか?

普段の生活やコンクリートの上では意識できないけれど、この場でそう問われると「あぁ、ぼくはいま地球に立っているんだ」と実感させられます。

今回の研修は
参加者の大半が東京や神奈川といった都会から。

果てしなく続く海や放牧された牛たちの中でありのままの自然を感じ、

「やっと島に来た実感がわいた」
「忙しい毎日を忘れられる」
「都会で感じるノイズがここにはない」

といった声が上がっていました。


牛。

僕も来年からは都会に出ることが決まっています。

自分も都会の喧騒から逃れたいと思う日がいずれ来るのかと思うと、今この時間を大切にしたいとも思ったし、そんなノイズとやらであふれた日々は少し嫌かもなとも感じていました。

もやもや①→今ここにしかない、ここでしかできないものがある。


長い移動と山の時間で島を感じた1日に。
輪郭が少しずつ見えてきたプログラムは2日目へと移ります。




問いの時間 

このプログラムのテーマの一つでもある、「問い」。

のちの事業者訪問や自分への問いづくりに向けて、
効果的な問いの立て方
良い問いとは何かを、問いのスペシャリスト、
藤代圭一さんに学んでいきます。

藤代さんは、Entôでも開催している
Life is learninngツアー」を手掛けるお方。

以前、TOUCA1期生のさなえさんが参加したという記事を見て、「めっちゃええやん…」と思っていたので、今回お話を聞くことができて良かったです。

この時間で学んだのは、良い問いとは何か。

結論、良い問いとは
相手が答えたくなる問い。とのこと。

相手が答えたくなる問いを送るには、
相手のことを理解する必要があります。
良い問いを送るために、問う。

そして最後は、参加者同士で一つの問いに対する答えを発表しあい、それを聞いて思ったこと、感じたことを問いにして送りあいます。

その問いとは、
あなたが3~5年で実現したいことは何ですか?

考えた末、僕の答えは

広い社会を、まずはこの目で見たい、知りたい。

でした。

そのうえで、この先、
生きていく方向性を考えたい。


どんな手段でいつまでにどこに向かおうか。

なんとぼやっとしたビジョンなんだろう…と今になって思います。

来年から社会人ということで、これまで学生の視点では見れなかった世界が見えてくるはず。たくさん見聞きした中で、自分の方向性を決めたいです。

そんな答えに対し、返ってきた問いは様々。

今でも大切にとっています。いつ見ても悩む問い。

自分でも問いを考えてみてくださいと言われ、戸惑いながらも出てきた問いは「あなた(僕)はどこまで知れば満足できますか?」という問い。

字きたなっっ

正直、この一年間で知れたことはたくさんあったし、興味の向く方向はいくらでもありました。

方向を決めきる必要はないのかもしれないけれど、
このままではいつまでたっても「他の道を知らないから」という理由だけで"やりたいこと探し''に時間をかけてしまいそうな気がしています。

自分のやるべきことを見つけて熱中している人はかっこいい。し、そうでありたい自分がいる。

だけど、決めきる必要はないのかもしれない。

この時間では、行ったり来たりのもやもやが芽生えてきました。

波みたいに、行ったり来たり。

もやもや②→僕の‘‘やりたいこと探し’’はいつ終わるのか。終わらせる必要はあるのか。

→vol.2へ続く。

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