桑原和真に鎮静化してもらう予定の歯痛〜OLYMPUS編〜
ここ数日、わずかに左奥歯付近の痛みを感じていた。原因は間違いなく親知らずだ。それが昨日夜、OLYMPUSでの戦闘中に頭角を表したというわけだ。
「あれ?なんか歯痛いかも」
「別パ来てるよー」
「ウワー!!(ダウン)」
とかなんとか言っていたような記憶があるけれども、どうだろう。もう痛みで記憶が無くなった。昨日のことだというのにね。
さて、このシリーズも久しぶりの更新となる。それは何故か。そう、抜歯から逃げ続けていたからに他ならない。
私は今までの人生で大掛かりな歯科治療を複数回経験してきた。そのどれもが辛く悲しいもので、時には怒りを伴うこともあった。なぜ歯ごときでこんな思いをしなければならないのだろう。
でも、私は思い出した。桑原さんと約束したのだ、あの日──。
そうだ、親知らずを抜くって桑原さんと約束したじゃないか。
今は痛み止めでなんとか痛みを抑えているが、効果が切れればすぐさま左奥の痛みが私を襲うことだろう。今までに何度も同じ位置が腫れ、抗生剤と痛み止めで誤魔化してきた。しかし、いよいよそんなことも言っていられなくなってきたというわけだ。
ふん。親知らずごときが私を自由にできると思ってんじゃないよ。医者に金を払えばお前など即座に殲滅できるんだ。あたしが親知らずを抜くことによって受ける苦痛を見積もってみるけれどもね、術前、術中、術後はそりゃところどころ痛いことがあるかもしれないけれどもね、桑原さんが戸愚呂弟から受けた傷に比べたら遥かに痛みが少ないんだから!!!!ふん!!!!!!
首洗って待っとけ親知らず風情が。