桑原和真に鎮静化してもらった歯痛〜決意編〜
与えられた痛みから逃れる術があれば、誰もがそれに手を伸ばすだろう。しかし、それがかなわないこともある。自分自身、置かれた状況、周りの環境などと折り合いをつけなければ、そこにある痛みからは逃れることができないのだ。
今回は麻酔を左右計3発も打たれ歯と歯茎の間をガリガリし、抗生剤を直接歯茎に注入してもらったために即座に鎮痛剤を飲めず、痛みに耐えざるを得なかった哀れな人間の話です。前回の記事はこちら。
昨年の3月から痛み始めた左下奥歯付近。思えばこれが長い戦いの始まりだった。
私は今まで「歯に痛みでたら歯医者行けばいいだろ」と思っていた。でも、違っていた。歯の痛みが出てからでは遅い。何故なら「痛みは常にそこにあり、今出ていないだけ」だからだ。つまり、痛みが出ないよう常に予防をする必要があるのだ。
歯痛(2019上半期)は、薬をもらい、腫れと痛みが引いたところで全体的に虫歯の治療をしたところで終了した。
しかし……
私は忘れていた。
否。気付いていなかった。
2020年3月、その姿を現した歯痛。こいつは今までの人生で経験してきた歯痛とは比べものにならなかった。速攻歯医者を予約、2回目ともなると予約時の電話もスムーズだ。貰った抗生剤で腫れを抑えた。3日もすると腫れも痛みも引き、固形物が食べられるようになる。薬さえ貰えば何とかなる。そう、薬さえあれば……。
しかし、私はまだ奴らのことを「理解って」いなかった。
3月の歯痛から数えて3回目の歯痛で、人生で初めて「痛み止めが切れ、歯が痛すぎて目が覚める」という実績を解除した。こんな実績解除したくなかった。
改めてツイート漁ったら1ヶ月に1回歯が痛くなっててウケる、生理かよ。
もし歯医者の定期検診に行っていない人がいたとしたら、本当に、みんなも定期検診にはちゃんと行こう。それだけは強く言える。
そして、今まで桑原さんにはたくさん助けられてきた。
麻酔が嫌だと思えば、暗黒武術会での桑原さんVS戸愚呂兄戦で、桑原さんが背中にめちゃくちゃ指をぶっ刺された上で地面に叩きつけられるシーンを見て「私の歯茎に刺されるたった2発程度の超細い麻酔よりも、暗黒武術会編の桑原VS戸愚呂兄戦で、背中にめちゃくちゃ指をぶっ刺された上で地面に叩きつけられた桑原さんの方が絶対痛い!!!!!!!!!」と思うことで麻酔に耐えた。歯と歯茎の間をガリガリする機械をやられている時は「私が今ガリガリやられている歯と歯茎の間の痛みよりも桑原さんが戸愚呂弟に心臓の近くブシュウ!ってされた時の方が絶対に痛えはずだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」と思うことでガリガリに耐えた。
俺は決めたんだよ!!!!この歯痛と戦い続けることを。桑原さん、俺、頑張ります。この歯痛、絶対にケリつけます!!!!!!!!!!!!!
松戸よォ。薬もらって、腫れと痛みが引いてそれで終わりじゃあ、根本的な解決にはならねえってことにやっと気付けて良かったじゃねえか。
はい、俺……やっと気付けました。とにかく、薬に頼りっきりじゃダメなんだって。何度も腫れるってことは、口内環境の改善はもちろん……さらなる根本的な解決のためには、きっと親知らずを抜歯しねーとダメなんだ……そうですよね!?桑原さん!!
だはは!いっとくけどよ、俺ぁ医者じゃあねーからな!親知らずを抜歯するかどーかは、歯医者に聞いたほうがいいと思うぜ。ただな、お前が痛いのが嫌だっつう気持ちは、気の持ちようでどうとでもなるってことだけは言っとくぜ。痛ぇのは痛ぇで、しょうがねえことなんだからよ。
桑原さん、ありがとうございます。俺、がんばります。また来週も歯医者あるんで、口内環境の改善に努めます……!
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昨日の歯医者では、麻酔を左右計3発も打たれ歯と歯茎の間をガリガリし、液状の抗生剤を直接歯茎に注入してもらったために即座に鎮痛剤を飲めず、痛みに耐えざるを得なかった。それでも、桑原さんが暗黒武術会編で感じた痛みに比べれば僅かなものだ。もちろん、歯や歯茎を治療する時の痛みと戦闘で受ける痛みは目的も手段も異なるし、痛みの種別としてもほとんど別物と言っていい。しかし、痛みに自ら向かっていくそのカッコよさは、私にとって歯痛治療の道のりになくてはならないものだ。桑原さん。自分、これからも頑張ってきたつもりだったけど、これからも歯の治療、頑張ります……!
あと歯の痛みに耐えられない時のライフハックを最後に。
みんなも定期検診に行こう。歯は財産だぜ。
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