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学校でメンタルヘルスリテラシーを育む

先週のアスリートによるメンタルヘルス授業の続きです。今日も生徒たちは元気です。

授業のスタートは、先週のアスリートとディスカッションしたストレスコーピングの復習から。その後はグループワーク、課題は「Chromebookを使って、心の健康の保持増進方法について調べ、まとめてみよう」というもの。そして、班ごとに実演を交えた寸劇形式で発表!です。

調べ学習を進める中で重要なのは、検索ワードの選び方。これこそがメンタルヘルスリテラシーの一部です。メンタルヘルスケアに関連する言葉をどれだけ知っているか、それらをどう組み合わせて検索するか。アスリートとの会話や授業で学んだ言葉を覚えているか。そして、欲しい情報にどう辿り着くか。10〜15分間の調べ学習の間、生徒たちは試行錯誤しながら情報を検索していました。

これは研究と同じ。最適な論文を見つけるためには、適切なキーワードを知り、効果的に検索する力が必要です。先行研究をしっかりレビューしている人ほど、検索が上手くて早い。

班ごとの寸劇も見応えがありました。脚本を考え、熱演してくれる生徒たちの姿が印象的でした。ストレッサーをなくそうとするグループ、ストレスへの認知を変えようとするグループ、ストレス反応に対処しようとするグループなど、さまざまなドラマを楽しませてもらいました。

中学1年生が対象の授業でした。この授業で得た知識がどのように生活に活かされ、行動変容につながるのか。数か月後、1年後が楽しみです。

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