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パチンカスで酒飲み中年男が、酒飲みYouTubeチャンネルを副業で始めて、パチンコ依存症を克服することができました

僕はギャンブル依存症でした。
パチンコ、パチスロ依存症です。

朝から何も食べていないすきっ腹に、缶チューハイを流し込み、脳がほわっとした状態でパチンコ屋に行き、千円札を紙切れのようにパチンコ台に吸い込ませる。
勝つ時もあれば、負ける時もある。

勝っても負けても、パチンコ屋を出た足で、居酒屋に行って酒を飲み、酔いが回ったら、また気持ちが大きくなってパチンコ屋に足を向ける。
僕は30代中半まで、そんな休日を過ごしていました。

楽園溝の口店でパチンコを打って、反省会と称して、今はなき「たまいのホルモン屋」でホッピーを飲みながら、安いホルモンをつつく。
このルーティンが大好きでした。

毎週のようにパチンコのことを考え、週末になればパチンコ屋とATMを往復するような生活です。読んだところで勝てるようにはならない、パチンコ雑誌なんかもよく買っていました。

そんな生活でしたので、恥ずかしい話、結婚をする時にはほとんど貯金がなく、婚約指輪を買うのもクレジットカード分割でギリギリの状況でした。

僕のYouTubeチャンネルを観ていただければ分かるのですが、チャンネルを開設した当初は、まだパチンコをやっていました。
この頃は、独身時代のように毎週ではなく、ごくたまにでしたが、やり始めるとけっこうお金を突っ込んでいました。

そんなパチンコ依存症の僕でしたが、YouTubeで酒飲み動画を始めてから、特にパチンコを辞めようと意識するでもなく、自然とパチンコを辞めていました。
パチンコで負けすぎてお金がない、パチンコ辞めなきゃ辞めなきゃと思っていても辞められない、無限ループに陥っていたパチンカスの酒飲み中年男がです。

パチンカスが、どのようにパチンコから離れていったのか、YouTubeを始めてからパチンコ辞めるまでの経緯を書いてみたいと思います。
パチンコが辞めたいけど辞められない、という方の少しでも参考になれば幸いです。

撮影する時間がなくなるので、パチンコ屋にいる時間が短くなった

YouTubeを始めた当初はまだ、酒とギャンブルはセットでした。

最初は視聴回数もパっとしないので、そこまでYouTubeに思い入れもなく、普通にパチンコ屋に行って、負けて酒飲んでちょっと撮影、みたいなことをしていました。

YouTubeを始めて、4ヶ月くらいは収益化されていなかったので、副業といえどお金も入ってこず、逆に撮影すればするだけ飲み代はかかる。
副収入どころかどんどんマイナスになる一方でした。

そんな感じだと、やはりパチンコで運よく買って小遣いを増やそう、という感覚からは抜け出せません。

ただ、僕が休日に一人で出かけられる時間は限られているので、パチンコ屋で時間を使いすぎると、YouTubeの撮影をする時間が少なくなります。
ですので、フルにパチンコ屋で時間を費やしていた時より、負けを諦めるタイミングは、この頃から少しずつ早くなっていったような気がします。

今まで5万円を突っ込んでいたところ、時間がないので2万円負けたら諦める、みたいな感じです。

YouTubeが収益化したことでパチンコから意識が遠ざかった

酒飲み動画とパチンコを両立させながら、週末の一人時間を埋める日常を過ごしていましたが、ある日、突然動画の再生数とチャンネル登録者数が跳ね上がり、一気に収益化までいきました。

副業として始めたYouTubeでしたので、収益化が出来たとなると、一気にモチベーションも上がります。

YouTubeの収益は、視聴回数に応じて高くなりますので、頻度を上げて、どんどん長い動画を公開すれば、それだけ稼ぐことができます。
(出した動画の視聴回数によりますが)

そうなると、何軒も色々な店を飲み歩いて、観てもらえる動画を作らないといけない。飲み歩いて撮れ高を稼ぐことの方が大切になってきます。
パチンコ屋でのんびりしている場合ではない!

休日に飲みに行ける日は、朝一番から出かけて、飲める時間ギリギリまで飲み歩く。何軒も飲んで歩いているとヘロヘロになるので、パチンコ屋に入る気力すらなくなってきます。

この頃から、自然とパチンコ屋から足が遠ざかっていったような気がします。辞めようとしたのではなく、パチンコ屋へ行く時間と体力がなくなって、行けなくなったのです。

結局はパチンコが好きなのではなく、お金が欲しかっただけ

ここ数年、パチンコ屋にはまったく行かなくなりました。

YouTubeの撮影もせず、何もない休日でも、パチンコ屋に行きたいという気持ちにもなりません。

あれほど辞めたくても辞められなかったパチンコ屋通いが、どうして行く気にすらならなくなったのか。
結局のところ、パチンコそのもののゲーム性が好きなのではなく、お金が少しでも欲しかっただけ、なのだと思います。

金持ちではありませんが、金持ちはギャンブルをやらない、というのが少し分かった気がします。稼げる方法が他にあるのに、わざわざ勝つか負けるか分からないようなものに、時間を使うのはもったいない、ということです。

あとは習慣。
パチンコをやって得られる興奮がクセになっており、休日はパチンコ屋に行くという行動パターンが、完全に体に刷り込まれていたのだと思います。

その習慣がなくなったので、行きたくもないし、行こうという発想すらなくなったのでしょう。

ギャンブル依存症は、ギャンブル以外でやりたいことを探すのが良い、と言われますが、僕の場合は酒飲みYouTubeだったわけです。
多分、依存気味になっている状態で、自分の意志だけでやめるというのは、相当ハードル高いのではないでしょうか。

パチンコに罪悪感がありながら辞められない、というのは非常に焦りますし、不安になります。お金もどんどんなくなります。
今現在、パチンコを辞められなくて苦しんでいる方は、YouTubeでも何でもよいので、本業がある方であれば、副業を始めてみるのが良いと思います。

パチンコのゲーム性自体が好きな方もいると思いますが、勝ち負けの収支を気にしている時点で、おそらく僕のようにお金が欲しいだけ、という人も多いはずです。

パチンコに代わる好きなことを探すと言われても、そんなに簡単に好きなことを探すことはできません。そもそも趣味も好きなこともないから、パチンコに没頭するわけです。

パチンコに代わる稼ぐ方法を見つける、というのも難易度高いですが、ウーバーでもなんでも良いので、とにかくパチンコに使っていた時間で、お金を稼ぐ方法を考えて、それを実行してみるのが、パチンコを辞める近道のような気がします。

結局、パチンコは勝った時しか楽しくないのです。
それなら確実に勝つ方へ進路変更をした方が良いと思います。

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