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料金設定の極意
今日はコンサルでもっとも質問の多い
「料金設定」
について書いていこう。
いま制作中の「ホンネ経営バイブル」にも詳しく書いているが、
今日はそこから抜粋してみたいと思う。
料金設定においては、かなりいろいろな角度から、いろいろな基準で考える必要が出てくる。
その角度と基準を提示してみるので、ぜひあなたの感覚で設定してみてほしい。
まず料金設定の大前提として
「価格<価値」
であれば、どんな価格でも間違いではないということだ。
高かろうが安かろうが、価格を価値が上回っていればお客さんを損させることはないので、それだけで正解と言える。
しかしそれだけだと決定要因に欠けるので、他の要因も書いてみたいと思う。
その1 相場
周りの競合がいくらくらいで提供しているか調査してみる。
ラーメン1杯3000円で提供しちゃいけないとは言わないが、相当な付加価値をプラスする必要が出てくる。
競合との比較は一つの基準になる。
その2 これまでの経験
いわゆる「実力」というやつ。
自信がつくにしたがって値上げしていく。
修行時代はどれだけ安くともよい。
その3 これまでにかけたお金や時間
技術の習得にかかった時間や労力なんかも、料金にからんでくる。
その4 思い
何かしらの「思い」を載せた金額にすることもできる。
「先代が守ってきたランチ500円を守りたい」など。
その5 原価
当然だけど、原価がかかるものは原価を計算して利益が出るようにしていく。
その6 身体感覚
ホンネ経営で、もっとも信頼しているのが、この「身体感覚」だ。
「カラダは答えを知っている」。
あなたが身体で感じてみて、しっくりくる値段をつける。
実際に
「私のサービスは〇〇円です」
と口に出してみる。
そのときにしっくりくる価格から10%ほど下げるとよい。
「この金額がもらえたらワクワク」などは論外。
エゴが出てくる。
そうではなくて、静かにしっくりくる感覚。
「妥当だ」と心から思える金額を設定していく。
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全体の基準としては
「このクオリティで、この価格だったら買わないと損でしょ!」
と心から思える価格にしていく。
すると、サービス紹介のときに自然と自信がみなぎるので売れやすくなる。
じぶんで「高いな」と思う金額にしないことは重要。
それから、「自分で決める!」と決めること。
料金設定に「正解」はない。
そもそも起業に正解などない。
悩んで悩んで、迷って迷って、それでも歩いていくのが起業なんだ。
上記基準を知ったうえで、「分からない」と言わない。
あとは「自分で考えてやってみる」
そして「間違えたと思ったら修正する」。
それだけ。
しかし一度値上げをしてしまうと値下げはしにくいことは覚えておいた方がいい。
法外な値段をつければ信用を失う。
これ以外に「チケット料金」「早割り」「ご紹介割引」「セット料金」「ご縁価格」などがあるので、これらの考え方もおりをみて紹介していきたいと思う。