小澤 嘉則|おざわふぁーむ

福島県 古殿町で農業と酒造りをしている。 2018年に脱サラ就農。 米やブドウの栽培をしながら羊の飼育。 農閑期の冬は、地元の酒蔵の蔵人に変身。自ら育てた酒米を日本酒にするところまで携わる。これを『究極の六次化』と名付け、楽しい【農ライフ】を送っている。

小澤 嘉則|おざわふぁーむ

福島県 古殿町で農業と酒造りをしている。 2018年に脱サラ就農。 米やブドウの栽培をしながら羊の飼育。 農閑期の冬は、地元の酒蔵の蔵人に変身。自ら育てた酒米を日本酒にするところまで携わる。これを『究極の六次化』と名付け、楽しい【農ライフ】を送っている。

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春が来た

今年もこの季節がやって来ました。 春です。 私の一番好きな季節。 自分の誕生月が四月ということもあり、 運命を感じています。 春と言えば桜ですよね。 桜の花はとにかく見頃が短く、 はかないながらも力強く咲き誇る。 むしろ、はかないからこそ力強く咲くの だろうと思います。 そして、豪快に散りゆく。 なんて美しいんでしょう。 まるで映画の主人公のようです。 風に吹かれ舞い上がる花びら、その光景に 毎年のように感嘆してしまいます。 私が住む古殿町は、町内に流れる川沿いに

    • ターニングポイント

      2018(平成30)年4月 私の三十五歳の誕生日前夜。 「会社を辞めて農家を継ぎたい。                        相談ではなく決意表明です」 両親を居間に呼び、正座し面と向かって自分の思いの全てを伝えました。 しばしの沈黙を経て、父が口を開きます。 「いつかは言ってくるかもしれないと思っていたけど、今か。まだ早いんじゃないか。 でも自分で決めた以上は納得いくようにやってみなさい」 母は困惑していました。 *********************

      • never give up

        典型的な中山間地域の古殿町。 自然は豊かですが、農業をする環境としては お世辞にも向いているとは言えません。 日照条件や圃場の広さ、形状にも難が多く、耕作放棄地の増加や農業従事者の高齢化なども加速しており課題は増える一方です。 そんな話をすると、 「それは古殿だけじゃなくて、                                   どこの町村も一緒だよ」 とよく言われます。 ですが、その言葉はどこか遠回しに  「諦めなよ」 と言われているようで非常に