コンサル生って何?言葉の違和感の正体と、考えについて、情報商材アフィリエイター9年目の僕が語る。
株式会社ディスカバリーの、小澤竜太と申します。
先日…「コンサル生ってなんだよ」というつぶやきを、たまたま見かけました。
このつぶやきを見て…「ああ、そうだよなあ。情報商材界隈以外からみたら、この言葉って違和感しか無いだろうなあ…」と思ったものです。
この記事は、ズバリ「コンサル生」という言葉の正体や経緯についてお話する記事です。
先に断っておくと、僕はバリバリの「情報商材アフィリエイターとしても9年目」であり、「コンサル生」という言葉を”かつて”使っていました(いまは使っておりません)。
その立場からの記事であることを、先にお伝えしておきます。
コンサル生って何?
そもそも、今回の主題となっている「コンサル生」とは何か?
読み方は「こんさるせい」です。「生でやる、ライブ感のあるコンサル」ではないです(笑)
「生=生徒 の略」。
言葉の通り「コンサルを受講している生徒さん」という意味。
まあ、本来の意味を知っている人からすれば「コンサルなのに、生徒ってどういうこと??」って思うかと。
ちなみに「コンサル生」という言葉を使っているのは、ネットビジネス…もっと言えば「お金稼ぎのやり方を教えている、情報商材アフィリエイター」だけが使っている言葉です。
試しに「コンサル生」と、Google等で検索してみてください。
まず一般のお硬いイメージの「コンサルタント」は出てこないですよね。
出てくるのは、「コンサル生が、〜〜万円稼ぎました」みたいなブログだと思います。
つまり「コンサル生」という言葉は、「お金稼ぎのやり方を教えている、情報商材アフィリエイター」界隈でしか使われていない言葉ということです。一般の人はまず使いません。
※「お金稼ぎのやり方を教えている、情報商材アフィリエイター」という言葉が長いので、以下「稼ぐ系情報商材アフィリエイター」と表現します。
「コンサル生」という言葉に違和感を持たれている理由
まあこれは…すでに違和感を感じている人からすれば言わずもがなですが…
そもそも論…「コンサルティング」とはなにか?ウィキペディアから引用させていただくと
コンサルティング (英: consulting) とは、企業(まれに行政など公共機関)などの役員(特に経営者が多い)に対して解決策を示し、その発展を助ける業務のこと。または、その業務を行うこと。対応する日本語はない。 引用:Wikipedia
という形で…決して上から指導するものではなく、あくまでもクライアントさんとは「対等」の関係性です。そこに、上下もなにもない。
そこに「生徒」という意味合いを表す「生」が付くことで、違和感を感じる言葉に仕上がっているんです。対等ではなく、上下関係を表す言葉が付いてしまっている。
だから、意味を考えれば、「コンサル生」という言葉は、かなりおかしな言葉だということ。この言葉を使っている人は、100億%「稼ぐ系情報商材アフィリエイト文化圏のみ」で活動している人です(笑)
「稼ぐ系情報商材アフィリエイターなのかどうか?」を見極めるために、これほどわかりやすい言葉はないですな。どんなに隠そうが、にじみ出る情報臭。
時々…
「俺は(私は)情報商材アフィリエイターみたいな奴らとは違うんだ!!」
と言いながら、「コンサル生」という言葉を使っている人を見かけるので…「いやそれあなた、情報商材アフィリエイター丸出しですよ」とツッコミを入れておきます(笑)
外部の人からは明確に「違和感」として感じられています。臭いだだ漏れです。
なぜ「稼ぐ系情報商材アフィリエイター」は、「コンサル生」という言葉に違和感を感じないのか?
じゃあ、なんで彼らは「コンサル生」という言葉に「違和感」を感じないのか?
なぜなら「コンサル生」という言葉は「稼ぐ系情報商材アフィリエイト文化圏」では、当たり前のように使われているからです。誰も違和感を感じないレベルで。
トップに位置する人・指導者側も「コンサル生」という言葉を使っている。
だから、今この言葉を使っている人は、おそらく違和感すらも感じていない。「稼ぐ系情報商材アフィリエイト文化圏」では、当たり前の共通言語であり、言葉だから。
なんだろう、「方言」と似ている気がしますね。
例えば僕の生まれた福岡では、ものを「しまう」ことを「なおす」と言います。
ぶっちゃけ、福岡にいるときは「なおす」という言葉は当たり前のものだと思っていました。しかし、就職のために上京し、同僚と会話したときのこと。
小澤「このパソコン、なおしといて〜」
同僚「…え、このパソコン、壊れてるの??」
小澤「は?いや、なおしといてって」
同僚「?????」
小澤「(ん?…もしかして「直す」って思ってる?)しまっといて!」
そう、ここで初めて「なおす」という言葉は、関東では通じないということに気がついたんです。
福岡人の僕の認識は、「なおす=しまう」。関東人の友人は「なおす=直す(Repair)」の意味だった。
生まれてこの方、「なおす=しまう」の意味で使っていたので、違和感すらも感じなかった。でも、別の言語圏に来た途端に通じないのを見て、初めて気がついたんです。
これと似ている気がします。そのくらい当たり前に、違和感を感じることなく使っているんですね。
違和感に気づけたのは、「指摘された」から。
何を隠そう「稼ぐ系情報商材アフィリエイト文化圏」出身の僕も、2011年〜2014年あたりまでは、本当に当たり前のように、何の違和感も感じることなく、「コンサル生」という言葉を使っていました。
そんな折、「稼ぐ系情報商材アフィリエイト文化圏」外の、お世話になっている方から以下のように言われました。
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「コンサル生ってそもそも何の略?
コンサルティングの生徒さん?
もしそうなのであれば、コンサルティングサービスの利用者、ユーザー、お客様を「コンサル生」、「生徒」と呼ぶ業界は情報系だけ。
コンサルティングサービスのお客様は生徒ではなく、お客様。
また教える立場、教えられる立場だとしても、先生・生徒という場ではない。
コンサルタントとお客様は対等な立場のものであり、
決して、コンサルタントが上、といったものではない」
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こう言われてようやく、「おかしな言葉だった」「通常は使わない言葉だった」ということに、ようやく気づけたんですね。
言われなきゃ今も僕は「コンサル生」という言葉を、違和感なく使ってます。
そう、さっきから「稼ぐ系情報商材アフィリエイト文化圏」と言っているように、もはや「コンサル生」という言葉自体、1つの「文化」になっているんです。
違和感を感じる瞬間が無いんですね。
そしてもう一つ。「稼ぐ系情報商材アフィリエイト文化圏」は、上下関係というか、「コンサルする側」「コンサルを受ける側」に、明確な「実力差」がありすぎるのも1つの「違和感を感じない原因」だと考えています。
通常のコンサルだと、例えば「集客に精通したコンサルタント」と「商品力を持っているクライアント」のように、精通している分野が異なるから、精通した専門家に意見を仰ぐ意味で依頼することが多いですよね。
でも、「稼ぐ系情報商材アフィリエイト文化圏」では、
・コンサルタント=収入、実力、知識、メンタルなどすべての面で上
・クライアント=ほぼ知識がなくビジネス経験も浅い、ビジネスで収入を得たこともない初心者状態
という図式が出来ていることが多いです。だから、お互いのメンタリティが
「先生」と「生徒」になってしまっていることが多いんですよ。
ますます、違和感を感じる瞬間がないという。
だから、「稼ぐ系情報商材アフィリエイト文化圏」では「コンサル生」という言葉が、違和感なく使われていると考えます。
まあ…主には『「コンサル生」という言葉を、当たり前のように使われながら、育ってきた』ことが原因です。
そこで「稼ぐ系情報商材アフィリエイト文化圏」以外の人との接触がなかったら…もはや気づく機会がまったくないんですよ。「それが正しい言葉」と思ってしまうから。
僕自身も、実は「コンサル生」の発祥元がどこなのか?はわかりません。
ただ、少なくとも僕が「稼ぐ系情報商材アフィリエイト文化圏」に参入した2011年頃には、すでに「文化」として浸透していました。
なので、発祥(というか原因(笑))は、それ以前なのだろうと。
これまでの話を踏まえた上で、「コンサル生」を使うべきか否か?
ここからは、分析ではなくて「コンサル生」という言葉について、「使うべきか否か」の僕なりの意見を書きます。
僕としては
『「稼ぐ系情報商材アフィリエイト文化圏」だけで生きていきたいなら、いいんじゃね?』
『一般的には違和感のある言葉だと分かっていて、あえて使うならありじゃない?』
という意見です。
「稼ぐ系情報商材アフィリエイト文化圏」だけで生きていきたいのであれば、別にこの文化圏ではおかしな言葉ではないので(この文化圏では)、いいんじゃないかなと思います。生き残れるかは知らんよ。この文化圏が今後残るかも、しらん。
また、「あえて使っている」人もいるのだと思います。理由は分からんですけどね。
ただ、上記に当てはまらないのであれば、基本的に使うメリットは無いかなと。んー、使うメリットかあ…。やっぱりそれも分からんな(笑)
僕は指摘されて以降「コンサル生」という言葉は使っていません。
この記事を見て、あなたがどう考えるのか?は、あなた次第。
ただ、今回の話の中でお伝えした「コンサル生という言葉は、一般的にはおかしな言葉なんだよ」という認識は、持っておいてほしいなと。
それが分かった上で、あなたなりの理由で、”あえて”使うならいいんじゃないかな。
これが結論!じゃね!
PS1
ちなみに僕も、本当にどっぷりと「稼ぐ系情報商材アフィリエイト文化圏」に染まってきた(今も染まっている)人間です。
なので、「コンサル生という言葉を使っているアイツラとは違うんだ!!」という気も、毛頭ありません。
まだまだきっと、一般的に見ればおかしなところもあるだろうなあとは思っています。
PS2
「稼ぐ系情報商材アフィリエイト文化圏」にどっぷり浸かっていながら、「コンサル生」という言葉に違和感を感じることができている人は…言語的なセンスで言えば、かなり優れていると考えます。
僕のような、言語的センスのない人は…その違和感すらも感じることが出来ません。感じることが出来ている時点で、相当にすごい。
まあ、そんな言語的なセンスのない僕でも…訓練すれば、ブログやメルマガなどの文章で飯を食っていけるレベルになれるよという、いい例として捉えてください(笑)
じゃね。