見出し画像

子宮は宇宙、着床は月面着陸みたいだ【最速妊娠エッセイ】

▼前回の記事

移植手術のことを考えると仕事が手につきません。

半年前、何気なく妊娠したことが、とんでもない奇跡だったんだと実感する長い時を過ごしています。

ピュッと出た野良精子と、ポロっと出てきた野良卵子の偶然の出会い。そして、子宮内膜への着床。

それは、人類が未到の地へ到達するかのような出来事だったのです。

また辿り着ける保証なんてどこにもありません。

街行く子連れファミリーが、困難な冒険を成功させた偉大な探検家に見えます。

今回、我が家の妊娠ミッションに挑むのは、ミグリスにて選ばれしエリート精子とゴナペンで育てに育てられた卵子の究極合体によって誕生した、グレードBBの胚盤胞。

院長「子宮の窓は開いてるか!?」

女医「母体の基礎体温は?」

培養士「総員、排卵に備えて待機!」

もはや、宇宙飛行士モノの映画です。

地球の管制室にいるのは、クリニックの先生方と僕と妻。

子宮への未知なる旅路に出る我が子。

果たして、無事に着陸(着床)できるのか?

着陸したら、ちゃんと活動してくれるのか?

そして、10カ月の長期滞在を経て、無事に我々の元へ“赤ちゃん”として帰還してくれるのか?

我々には、観察と願うことしかできません。

映画の宇宙飛行士は、色々ハプニングがあった末、なんだかんだ無事に帰ってきます。

そして、地上のありがたみを感じながら、エンディングを迎えます。

我々の子もそうあってほしいものです。

そんなことを妻に言ったら、↓の画像をもらいました。

最近、妻が「SNOW」のAIアバターで作った宇宙飛行士風の自分だそうです。

似てるような、似てないような…。

でも、この人の子どもなら、たくましく帰ってきそうです。

ミッションクリアに期待!

▼次の記事


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?