【書籍レビュー】「言葉」があなたの人生を決める
こんにちは
今日は弊社で定期的に行っている読書会のアウトプットとして書籍レビューをしたいと思います。(朝7時から1時間行なっており、平日の5日間で1冊読むという仕組みです)
今週の課題書籍は苫米地 英人著「言葉」があなたの人生を決めるです。
まさしくアファメーションの入門編!!といったところでしょうか
この書籍は、言葉の持つ力とその影響、そして素晴らしい人生の目標に到達するための方法について事例も踏まえて詳しく解説しています!
今回は5日間の読書会で得た気づきをポイントと転用を交えて記録します。
私のこの5日間の問いは
「どのようにすればアファメーションをスピ要素なくメンバーに浸透させることができるか?」でした。
アファメーションとか「人生は思うようになる!」みたいな言葉って抵抗ある方が多い気がしています。(私もその内の1人)
それはその言葉の醸し出す悪しき「宗教らしさ」や「スピ感」だと思うんですよね。
特に日本では「宗教=怪しい」みたいな刷り込みがされているので、尚更この辺りの気持ち悪さを解消することが組織に浸透させるという観点においても重要な気がしています。
著者 / あらすじ
著者: 苫米地 英人
1959年、東京生まれ。マサチューセッツ大学 / 上智大学卒。三菱地所などのキャリアを持つ。認知科学者(機能脳科学、計算言語学、認知心理学、分折哲学)。あらすじ
人生を180度変えるといわれるメソッド、「アファメーション」の入門書としてわかりやすく実例も踏まえ紹介されている。目次
第1章:人生の「ゴール」を設定する
第2章:あなたの人生を一変させる「言葉の法則」
第3章:自己イメージとブリーフシステムを変える方法
第4章:ゴールを脳にプログラミングする技術
第5章:あなたをゴールへ導くメカニズム
1日目
◆ポイント
・常日頃行う選択と行動は、どんな言葉を受け入れているかによって決まる
・成功という言葉には必ず他者の評価が入る
・今明確にできる目標は今の現状の中にある目標でしかない
→出世する、1000万稼ぐ!など
・現状の外側にゴールを設定する。抽象的でも良い。今の自分とはかけ離れ、今の仕事では考えつかない事。一見突飛な事を目標として設定する
・どんな言葉を使うかでその人の人生は決まる
・はじめに言葉ありき、人間は言葉の中で生きている。言葉が人生を決定するのは、世界が言葉によって成り立っているから。
→キリスト教の教え(西洋の教え)が現代の日本の法律や、資本主義を作っている
→要は知らぬ知らぬのうちに言葉ありきであることの裏付けになっている
◆転用
・今の自分の思想や考えは小さい頃親から受けてきた言葉によって成り立っている、近ければ近い人の影響を受ける
→自分の口癖や言葉の言い回しを書き出し、自分の思考の癖を探ってみる。
2日目
◆ポイント
・「何かをしたい=want to」と言う思考ほど重要なものはない「しなければならない=have to」は無意識に逃避や回避の行動を取らせる(したい、選ぶ、好む)
→ではwant toはどこからきているのか?自己イメージ??(外部からの影響)or本当のwant to??(本能的なもの?)
・自己イメージは過去に外部の人が発し、自分がそれを肯定したことによって出来上がる
◆転用
・気持ちの良い経営にするために、皆のビジョン / Want toを擦り合わせるワークを経営合宿でやる
・創造的無意識/want to をどう考えるか?
→「創造的無意識=自己イメージにあった行動を無意識にとる」
これがwant toであればいいのか?やりたくないはどう許容するのか?を考えて思考のフレームワークに組み込む
3日目
◆ポイント
ブリーフシステムを壊す。
・営業時代のテレアポ
・交流会などの場(スイッチオンしてる)
・ブリーフシステムをぶっ壊してくる性質が正反対の人々(妻、同僚、友人)
スコトーマ(盲点)
・鍵がないと思うと、本当に鍵が見えなくなる。
→見たいものしか見ないという脳の構造
・ブリーフシステムによって死角ができる(自分はこうだ!という思い込み)
◆転用
ブリーフシステムを定期的に壊すために人に頼る(価値観や性格の真逆な人を周りに置いてみる)
→近しい人を置くとブリーフシステムはこり固まり、強固になってしまう
4日目
◆ポイント
・人間は1日に何万回もセルフトークをしている(1人で脳内でしゃべっている)
→全てポジティブにする(スマートトーク)
・失敗したら「私らしくない」「これはいい経験になった」と考える間違っても自分の能力を否定するようなセルフトークをしない
・目的的志向:本当に望んでいることがあれば無意識のうちに目標に向かいやり遂げてしまう
→「イメージ」「言葉」「情動」を使いこなす
→現状と遠いところにある目標ほど強い引き寄せ効果を得られる。(力学が働く)
・より強いリアリティを持つゲシュタルトを自動的に脳は選択する。
→人生のゴールをリアルに感じる必要がある
*頭の中に自分バージョンのCMを作る
・ゴールの達成が見えたらより遠いところに次の目標を作る
・遠いゴールを考える方法「桁を1つあげる」「抽象度をあげる」
◆転用
・頭の中の言葉を全て書き出してインデックスに入れてみる(notion)
・周りのものを見渡し、自分にふさわしいものは何か具体的に思い描き、もはや描いてみる
→PCの壁紙を作る(すり合わせたい相手がいる場合は相手の特性に合わせてやってみる)
最終日(読み切り)
◆ポイント
・イメージ×臨場感→リアリティ(人間の脳は臨場感の強い世界を現実と認識する)
・セルフトークは使い方次第で見えなかったものを見えるようにする技術
・自らのコンフォートゾーンからはみ出た場所に行くといつものようにパフォーマンスはできない(例えば今の僕がTEDのような場所でプレゼンをしようものならまさにそう)
・コンフォートゾーンをあげるために
→高いエフィカシー(俺はできる)と強い臨場感
・アファメーションはゴールのコンフォートゾーンをあなたの脳に選択させる技術
・誰かを非難すると、相手と同じ低いエフィカシーに自分を下げるからくりが働く
◆結局
”強く”&”リアリティのある”&”自分の現状の外にある”イメージをゴールとして思い描く。強く、より臨場感のあるように
→この時の状態をより言語化して自分に浴びせる→アファメーション
◆思ったようになるというのは
→ファクトは皆変わらない、捉え方を変えるだけというもの
→スコトーマ(盲点)を人為的に操作して、都合の悪いものを脳に認識させなくさせるだけ
まとめ
アファメーションを学ぶと結局感情や気持ちで人のパフォーマンスは変わることがわかります。
だから音楽とかエンタメというものが存在するんですね!
そして言葉が世界を作っているというのは逃れられない事実だなと歴史的背景からしても納得です。
この辺りをしっかり伝え、盲点を上手く操るという要素も踏まえて現場に落とし込むとスピ要素なく伝えられるのかな〜なんて思いました。笑
(締めがめっちゃ甘くなりましたが現場に落とし込む編はまた別の機会にまとめようと思います)
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