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ポップソングの歌詞の舞台になったふるさとのこと

薬師丸ひろ子や吉田拓郎の曲が生まれた場所

『Crea』に掲載された辛島いづみさんの記事。

 名作詞家・松本隆さんによる歌の舞台を巡るお話に登場する秋谷海岸は、実は僕が生まれ育ったふるさとです。

 薬師丸ひろ子さんの《メインテーマ》や吉田拓郎さんの《サマータイムブルースが聞こえる》の舞台になっていたと初めて知り、すごくうれしいです。

 幼かった僕もどこかで松本隆さんとすれ違っていたのかなぁ。

 まさか自分にとっては慣れ親しんだ当たり前の海岸が、オシャレな(あるいは、ロマンティックな、大人な)音楽に使われているなんて少し不思議な感じがします。

 とはいえ、昔から芸能人やアーティストが住んでいた地域でもあり、俳優の岡田眞澄さんは何度もお見かけしました。

 海を見渡す山の斜面にあったモダンな團伊玖磨宅は、のどかなまちのランドマークのようなものでした。

 CMやドラマ、MVなどでも使われることが多く、海岸線がちらっと映っただけで、すぐに気づきます。

 ほか、記事に登場する地名すべてが懐かしいです。松田聖子さん《マイアミ午前5時》の三叉路も、何度通ったかわかりません。
 でも、あそこでタクシー拾えるかなぁ。

 いまは僕も東京生活のほうがだいぶ長くなったけれど、東京育ちのひとにとっては、三浦半島の海岸の風景はきっとロマンティシズムや創作意欲を誘い、切ないドラマを思い浮かべてしまうものなのかもしれません。


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