暑い夏がすぎ、涼しい秋まじかの10月1日。
エリカは
ベイエリアにある展示会場をぶらついていた。
市民展示会
夏休みの間に彫り上げた
【 GOOD - ONE】
【グー】の形にほられた、高麗石(コウレイセキ)を出展した。
他の展示物を、なんとなくみていても
ひいでなく 、 自分のは良い出来だと感じる。
ぶらつくうちに、人だかりができているエリアがあった。
近づくにつれて エリカ はドキドキしてきた。
『あれって、私んとこ・・・・』
何だろうと思いながら、群衆をかき分けて、
展示物が見えるところまで入っていく
少し明るく光っているものが目に入った。
エリカは 『何あれ?』 と思いつつ近づく
太陽の光を少しかすめたようなものが周りに満ちていた。
【 GOOD - ONE】
から、柔らかい光がでて、みんなを惹きつけている。
展示物の前に立つ エリカ
そして、おもむろに 光る 物体を 手に取る。
光を浴びているうちに、脳裏に色々なことがうかぶ上がっていく
そして、ふ〜 と、意識が遠のいていった。
――――続く