霧につつまれ 方向がわからないまま漂うように歩く エリカ。
手に少し痺れを感じる。
『あ、痛いな〜。何これ、やけど?』
と思いつつ、どこにいるかわからず、行き先を予見するように歩く。
少し歩いていると、水のうつ音が聞こえてきた。
ノドの渇きを感じた エリカ の歩くスピードが上がる。
目の前を遮る木々をかき分けてみると、そこには青く光かがたく滝と湖が見に入る。
急いで下に降りていく エリカ。
急斜面につまずくながら、少しきざをこすり、血が滲むに気がつかず
どんどん、おりた。
湖にたどりついた エリカ。
徐に、Tシャツを脱ぎ捨て、青い水の中に飛び込む。
冷たい!
気持ちいい!
快感に浸り、少し恐々と青い水を飲む。
カラカラおノドが、潤う。
生きる。
生きている感覚が蘇ってきた。
青い水の中に潜る エリカ
少し潜ってから
水面目指して、浮かびあがろうとする。
でも、そこに見える、青く光る海面に向かっているはずが、
泳ぎ続けても、ちっとも近づかない。。。。。
苦しい。
息が切れてきた エリカ
肺から、息を吐き出して、もがくエリカ
しかし、どうしても海面に辿り着かない。
なぜ・・・・・・・?
と思いつつ、気が遠くなっていく。
――――続く