探究学舎というエンターテイメント 次男@冒険編
先日お邪魔した探究学舎さんに、次男が初参加。
今では通いもオンラインも大人気で枠がなかなか取れないようですが、今回参加したのは、主に長期休みに開催される「探究スペシャル」というもので、2日で完結します。
10時半から16時半までという長丁場!しかも2日間連続。
実質、9時間で1つのテーマを掘り下げて学べるというもの。
さまざまなテーマがありますが、次男は「冒険編」に参加しました。
こちらにした理由は、彼の年齢でもしっかり理解できそうなこと、彼が好きそうな内容だろうと考えたからです。
爆笑あり、感動あり、とにかく面白い!という噂は聞いていたけど、想像以上!
最初にいうと、拘束時間12時間、そんな長時間飽きないでいられるのかという不安は一コマ目で吹き飛びます。
事前に探究学舎のくぼっちこと、窪田さんから、「学級崩壊状態に見えるかもしれないので驚かないでくださいね」と言われていたけど、なるほど!みんな自由に動き回り参加するスタイルで、床にうつ伏せて先生の話をノート書いている子もいた。
でもみんな耳と気持ちは先生につかまれていて、聴き逃したくない一心。
冒険編は人類で初めて飛ぼうとした人あたりからはじまります。
大航海時代では、歴史の勉強でサラッと教わるだけのマゼラン世界一周の壮絶さを「その場にいたの?!」と思わせるくらい詳細に、小ネタ挟みながら語られて、大人も感動。
深海への冒険、南極にどちらがたどり着くか競ったアムンゼンとスコットには泣いてしまった。
そしていよいよ宇宙へ向かう。
対立するアメリカのソ連の戦いに巻き込まれる冒険者たち。それでも彼らは武器ではなく、宇宙への乗り物を目指していく。
そして今この世界には、イーロンマスクがいる。
脈々の引き継がれてきたバトンを受け取るのは、あの場で大興奮していた子供たちの誰かかもしれない。
そんなことを真剣に思うほどに、こちらにも燃料投下されたようで、熱くしてもらえた。
そして、学びとは何かということを改めて考える機会をいただけました。
メインで1人の先生が原稿もなしにずっと話し、クイズを出し、映像を見せ、謎解きを出してグループで競わせて、というようにテンポ良く回さしていくのだか、これは授業と呼ぶにふさわしいのか、だって完璧なショーだから。
参加型のエンターテイメント。
学問はエンタメ!
そして塾はサービス業でもある。
誰へのサービスかは、もちろん子供ファーストの。
2日で40000円近い、けっして安いとは言えない授業料だけど、親も一緒に参加できるし(しなくてもいい)2人分と思えば、妥当どころか良心的だろう。
風の時代は、刻々と軽やかに変化していく。もう必死にペンだこ作って泣きながらテキストを埋める勉強の時代ではないのだなと感じました。
もちろんそういう勉強にも、それによる筋トレで身についているものもあるけど、子供の可能性を引き出してくれる学びの場こそ、これからのスタイルになるのだろうな、と。
探究学舎はこれからの学びのスタンダードの一つとして牽引していくように思いました。
2日間終えた次男は、次は戦国英雄編か、生命進化編に行きたい!とのこと。
毎月更新しているエッセイです。