紙袋への印刷について
今月初めに掲載した「不織布製品への印刷方法について」に続き、今回は紙袋への印刷について二、三のTipsをご紹介しようと思います。
と、その前に。
弊社「fukuroyasan.jp」尾崎紙工所では、不織布バッグ等を提携中国工場で製作することが多いのですが、その際の納期には通常約1.5〜2ヶ月を必要とします。
「通常」と書いたのは、この時期11月後半〜2月は特殊な時期で、日本では年末年始が、中国では「春節(旧正月)」が影響するから。特に春節は中国の方々には非常に大切なお休みで、製造業では半月ほど前からの休業になることもあります。もちろん輸送業や通関の業務も滞りますから、納品までの日数は通常よりも長くなります。
何が言いたいかというと、今発注して1月末に納品される製品の後は、下手をすると納品が3月になりかねないということ。この時期製作を考えておられる皆様は、くれぐれもご用心下さい。中国の方々はしっかりと休みますから、日本国内と違って「無理を言えば何とかなる」話ではありませんので。
ということで、表題「紙袋の印刷について」に戻ります。
紙袋は不織布バッグやポリ袋とは違い、基本的には柄を印刷した一枚の紙を組み立てて作ります。
その違いで何が変わるかというと、不織布バッグやポリ袋では、印刷が片面のみの時と両面印刷の場合では価格が変わります。ところが紙袋の場合は組み立てる前に表面全体に印刷が行われますので、片面にロゴを入れるだけの場合と裏面やマチ部分にも印刷する際でも(ベタ印刷、つまり表面全体に印刷する際は別ですが)印刷料金は変わりません。つまりマチ部分にも印刷した方がお得、という訳。
さらに折り返しの部分に印刷するという小技も、別途料金が発生しない低価格でできるおしゃれポイントになるかも。
ただ、マチや折り返し部分に印刷する際には、注意点もあります。それは例えばマチ部分に色をつける場合でも、両端いっぱいまでは印刷せず、端から5mm位は余白を開けておく事。これは滅多にない事ですが、紙がずれた場合に印刷が正面側にはみ出てしまうのを防ぐためです。
また、箔押しや型押しは紙袋では広く使われる表面加工ですが、それに似た効果を印刷で行うこともできます。
これは「UV印刷」といって紫外線で硬化するインクを使ったもの。透明でツヤのあるインクを使うことで、立体的な印刷になります。他と違った紙袋をご希望の方にオススメです。
紙袋と一口に言っても、このような印刷でだけでなく、箔や型などの表面加工はもちろん、使う紙の種類や持ち手の違いで千差万別、様々に装いが変わります。このページも参考に、他と違ったあなただけのオリジナル紙袋を作ってみてはいかがでしょうか?
ご相談・お見積もりは弊社「fukuroyasan.jp」尾崎紙工所までお気軽にどうぞ。あなたのイメージを現実のものにする過程を、喜んでお手伝いさせていただきます。
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