デザイナーとしての再定義。移住1年半で新たに挑戦したいこと
東京を離れ、宮崎県日南市に移住をし、
1年半、デザイナーとしての変化が大きくありました。
まだ参加は早いのではないか?
という言い訳と、このままでは駄目だ、
という気持ちを往復し
地域とデザインを学び合う学校
「LIVE DESIGN School」 に参加。
自分の心の中に残しておくことも大切ですが
1年間の変化・2023年の学びに関して私自身のためにも
こちらのマガジンで発信をしていこうと思っています。
興味を持った方はぜひ
フォローしていただけると嬉しいです!
デザイナーは本当に必要か?自分の必要性を考え直した瞬間
これまで長野、愛知、東京から宮崎へと
6回引越しを経験し、移住当初は
場所の変化に慣れている自信がありました。
しかし実際には方言がわからない、
仕事の進め方の違い、
地理感覚がないなど、
多くの問題に直面しました。
そんな中、最も大きな壁に感じたのは
という現実です。
誤解がある場合は申し訳ないのですが、
当たり前にデザイナーがいなくても生活は成り立っています。
さらに、ビジュアルを整え過ぎてしまった場合
地域の生活からかけ離れた印象になり
人々が手に取りにくくなったり、
お店に入りにくいと感じる状況が
生じることもあるのではないかと思いました。
もちろん、実際デザインが場とかけ離れてしまうなんて、
作り手のエゴで、そもそも
デザイナーとしての役割を果たせないということになりますが…。
この場所に根付き、豊かな生活がある。
すでに素晴らしい風景があり、人がいて、文化がある。
自分の必要性を考え直した瞬間でした。
“いいもの”をつくることは本質的なことなのだろうか?
原点にもう一度、立ち戻る必要がある
さまざまな人と会話をする中で、
デザイナーの意味が
「装飾をする人」「カッコよくする人」「すごい人」
という漠然としたイメージがあることに気づきました。
大学で学んだ大前提
デザインは、単に見た目を美しくするだけでなく
使いやすさや環境への配慮、機能、空間、
人々の暮らしや文化との関わりなど
幅広い要素を考慮することが求められています。
東京で仕事をしていた際は多くのご依頼をいただき、
私のスキルが必要とされている場面がたくさんあったので
私の考えるデザインの発信をいつの間にか、
疎かにてしまっていたのかもしれません。
デザインはビジネスや
社会課題解決にも深く関与し、
イノベーションを生み出す重要な要素としても
捉えられています。
今、ただデザイン論だけ説いていても意味がなく
自分自身が実践し行動していきたい…。
どのようにしたらもっとより良く物事の本質を抽出し
届け、続けてゆくことができるのか。
私がこの場所で、
デザインをする意味を見つけたい。
烏滸がましいかもしれませんが、
「LIVE DESIGN School」 の開校式に参加し
私が地域に貢献できることは
たくさんあるのかもしれないと強く感じました。
想い描いている希望や最高だよ!と
自分の地域を紹介してくれる中、
「孤独感」や「目指す先が分からなくなる」という
まさに自分と同じような悩みを抱えた
同年代に会えたことも
大きな財産だなと思っています。
みんなが悩んでいるのは、
見た目だけではないデザインの部分で
広義のデザインの視点。
(商品の販路開拓や、店舗・拠点・学びの場づくり、ツーリズム、育成、環境、など多面的な活動)
自分の存在意義を再確認した今、新しい視点を携えて
デザイナーとして新たな1年を始めたいと考えています。
私たちデザイナーが目指すべき場所は、
目先の華やかさだけではない。
暮らしを豊かにし
人口を増やすだけではない、
その場所自身の発展に寄与できる
存在であるべきだと思います。
1年間後の目標
1年後の自分の目標は
「地域で自分自身が立てていること」
今はたくさんの方の力を借りている状態です。
もちろん、これからも
1人でできることなんてなくて
たくさんの人と協力して
生きていきます。
それでも、引っ張ってもらう側ではなく
私がリードする側に立てたらと
烏滸がましくも思うのです。
ただデザインをするだけでは、
この場所にいる意味がないのかもしれない。
そんなことを思っています。
全国各地のデザイナーと繋がり、
お互いに刺激し合いながら成長していけるような
環境、そして私自身が地域と共に成長できる場を
つくりだすことを目指して、
精進して行こうと思います。
最後に
自分の世界を常に広げたいと
思っていますので、お仕事でもし私のことが思い浮かんだら、
ぜひお声がけいただけると嬉しいです。
全国どこへでも!
✉️ 連絡先 ozaki.yuki.design@gmail.com
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