スマホのない生活。
社会人になって、休日が楽しみで仕方なくなった。
平日は仕事がどうしても憂鬱で、ある程度慣れてきた今でもやっぱりお休みは嬉しい。
だけど、休みの日だからと言って何かしたいことがあるわけでもない。
私にはこれといった趣味があるわけではないし、どこかに行くのは好きだけど、このご時世あまり外出もできない。
だから最近、ここ半年くらいは何にも予定がなく、ただダラダラするだけの休日が続いている。
何かしなきゃと気持ちばかりが焦って、資格の参考書とか、趣味のテキストとかを買ってみたりするけど、あまり頭に入ってこない。
私は何がしたいんだろうな。
でも生活の中にちょっとでも新鮮さを取り入れたいな、と思った私は、「デジタルデトックス」とやらをやってみることにした。
それはただ、スマートフォンの電源を落とす、それだけ。
調べ物用のipadだけ起動しておいて、後のガジェットは全て電源を切った。
ただそれだけなのに、なぜか少し新鮮な感じがした。
というのも、私は自分でもスマホ依存症か?と心配になるくらい、数分おきにスマホを見ていた。誰かから新しくメッセージが届くわけでもない、目新しい情報が流れて来るわけでもない。ただ刺激を求めてスマホを眺めていた。
朝起きてから夜寝るまで、ずっとスマホを眺める生活。
たまにはいいかもしれないけど、ここ数日、ほとんどの時間をスマホを眺めることに費やしていたように思う。そんな1日を変えてみたくて、実験的にスマホを切ってみたのだ。
結論から言うと、全然退屈しなかった。
新しい情報を次々取り入れなくても、ゆっくり本を読んだり、大好きなドラマのDVDを見たりして、和やかに過ごす方がずっと楽しいような気がした。
新しい情報というのは、確かに新鮮で面白いし、刺激もあるものだけど、ずっと晒され続けるのは実はすごく疲れることなのかもしれない。
1日中スマホを見ていた休日より、スマホのない今日の方が、ずっとずっと充実しているように感じた。
スマホはとっても便利だけど、今の私は少し距離を置いてみるのもいいかもしれないと思える。特にSNSは一度やめてみてもいいかな、とも思う。
今はnoteでゆったり、思ったことを書き綴るくらいがちょうどいい。