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正論は正しい。だけど…
こんにちは、おゆ先生です。
教員をやっていると、学生同士の喧嘩というか、仲違いというか、小競り合いというか、そんなものに巻き込まれたりします。どちらか片方がブツブツ文句を言っているのに付き合ったり、他方が腹が立ったことを説明するのを聞いていたり。
まぁ単に聞くだけで、求められない限り大したアドバイスはしません。学生さんはもう大人ですから。
双方の話を聞いていると、どちらも正しいことを主張していることが多いです。物事は誰がどう解釈するかによって事実は変わりますし、基準をどこに設定するかによって正しいか否かが変わります。
自分が正しいと思った主張を押し通すことで、自尊心や優位性を保てるかもしれません。でも、相手を傷つけていたり、下げていたりすることに気づいていないと、回り回って自分の評価が落ちることになります。
正論を主張したい時は、その場の状況を把握し、相手の立場も考えて、言い方を工夫しましょう。間違えても正論を豪速球で投げつけてはいけません。その正論は、相手にとっては正しくないかもしれないことを頭に入れておきましょう。