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パニック障害で「出来ていたことが出来なくなること」の辛さ
パニック障害になってから、
それまで楽しく出来ていたことが出来なくなりました。
旅行を楽しむこと、
ライブを楽しむこと、
食事を楽しむこと…
病気になる前は楽しみだったことが
今では不安の対象になりました。
それでも
仕事を辞めて本気でパニック障害と向き合ってきたことで、少しずつ出来ることが増えてきたけど…
薬がないとやっぱり難しいです。
ふと、「この症状とあと何年付き合っていけば良いのだろう」と考えると
途方に暮れることがあります。
もう、付き合っていくことに疲れた。
そう思う瞬間も少なくありません。
よく、不治の病や障害を抱えることになってもそれを受け入れ、乗り越えた人の話を聞くと本当にすごいと思います。
私はそんな強い人にはなれない。
だけど、自分と同じように悩んでいる人のために私の経験が活かせないだろうか…
そう考えた時に、「私の話は何の解決にもならないかもしれないけど、誰かの不安な気持ちを少し和らげたり、共感してもらえるかもしれない」
と思ったので、今回は「パニック障害の辛さ」について書いていきたいと思います。
そして、自分なりに「今後どうやって病気と向き合っていくのが良いか」についても記したいと思います。
旅行は楽しみより不安が大きくなった
パニック障害になる前の私は、旅行が大好きでした。
ライブも好きだったので毎月のように県外に出かけていました。
新幹線に乗ることも、ライブでの時間も楽しみで仕方がなかった。
大学の卒業旅行ではヨーロッパに行ったけど、
飛行機に乗ることも、ツアーバスも楽しかった。
旅先の食事も楽しみだった。
それが、今では不安の方が大きいんです。
「また、気持ち悪くなったらどうしよう」
そう思うとさらに発作が激しくなって、悪循環。
パニック障害の厄介なところは、「ここで発作が起きて欲しくない」という状況で症状が起きること。
大好きな人との予定は特に体調が悪くなって欲しくないと思うのに、
大切な予定ほど「発作が起きませんように」と強く意識してしまうので、かえって発作を引き起こします。
これが本当にしんどい。
薬を飲んでも効かないことが辛い
仕事を辞めてからようやく、きちんとパニック障害に向き合おうと心療内科に毎月通うことにしました。
毎月の通院で何をするのかというと、
自分が今不安に思っていることやどんな時に発作が起きるかを先生に伝えて、その症状に合った薬を処方して貰っています。
だけど、この薬が効くかどうかはとても難しくて…
風邪や怪我でも、病院でもらった薬が効かなかったということがあると思います。
心療内科で貰う薬も、合う合わないがあるんです。
こればっかりは、色々な薬を試して自分に合うものを見つけるしかないのかなと思います。
だけど、
毎月通院して色々な薬を試したことで「(なんとなく)自分に合うかも?」と思える薬に出会うことができたので少しは前進しているかな?と思っています。
今後は、「これがあれば絶対大丈夫」と思える薬に出会いたいです。そして、いつか薬なしで生活できるようになったらすごく幸せです。
今後どうやって病気と向き合っていけば良いか考えた結果
今はまだパニック障害が完治していなくて、発作が辛すぎて涙することも度々あります。
一人では抱えきれず、家族に辛さを吐露したこともありました。
「食事をすることも、乗り物に乗ることも、何も心配無く出来たら、それだけで良いんだけどな…」
自分では軽く口にしたつもりだったけれど、いざ本音を口に出したら涙がポロポロ出てきました。
だけど…
どんなにしんどくても…
これからも私は生き続けなければなりません。
そう考えた時に、
今後の日々を少しでも幸せに生きるには、
「自分を誰よりも大切に扱う。自分のことを大好きでいてあげる。無理をさせない。」
この気持ちを常に忘れないことが大事なのかな…と思いました。
パニック障害が起きた事の発端は、
自分が訴えていたSOSを無視し続けたこと。
大切な家族や友達が、あの頃の自分と同じ状況だったら確実に
「仕事を辞めてほしい。無理しないで」と懇願していたと思います。
私は頑張れない自分のことがとても嫌いだった。
頑張れない自分に価値なんて無いと思っていた。
だけど、私は家族や友達が頑張っていなかろうが、仕事を辞めようが、嫌いになんて絶対ならないし
存在してくれているだけでありがたいと思う。
自分に対しても、そんな気持ちで接するように出来れば、少しは楽に生きられるようになるのかなと思いました。
まとまりのない文章ですみません。
今後は、自分自身がちゃんと病気を治すことで、誰かの為になる記事が書けたら良いなと思います。