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運がいい人、嫉妬しない人が成功する

先入観は可能を不可能にする

「先入観は可能を不可能にする」この言葉は大谷翔平選手の座右の銘で、
私も好きな言葉です。

世の中には自分が思っている法則が絶対のようにいう人がいます、

以前、あるベストセラー作家が小説家志望の人に対して、「3回文学賞に応募して、最終選考に残れないようなら、小説家の才能はない。小説家になるのをあきらめた方が良い」そんな忠告を目にしたことがあります。

プロの作家で何冊もベストセラーを出している人の言葉ですから、重みがあり、説得力もあります。もっともだと、そのとき私も思いました。

2024年に「サンショウウオの四十九日」で芥川賞を受賞した医師で小説家、朝比奈秋さんは2021年に文学賞を受賞するまでの5~6年に30作品応募して、約20作品は一次選考も通らず,二次,三次通過が3~4作品、最終選考に残ったのが受賞作を含め4作品だと話していました。

ベストセラー作家はとびぬけた才能の持ち主だったのです。
芥川賞を受賞するような人でも文学賞を受賞したのが30作目ということを知りますと、3作目までに目途をつけないと、小説家になれないという先入観を朝比奈さんが持っていたら、芥川賞作家朝比奈秋は誕生しなかったのです。

文学でも美術、音楽などの芸術、スポーツ、芸能などの分野では、一定時期に見切りをつけるのが賢明だといわれています。漫才のM1グランプリは才能ある漫才師を発掘するコンテストの一方で、長年漫才師を続けてきた人が自分自身で見切りをつける場にもしたいと、創設者の谷良一さんはのべていました。

名選手、名監督にあらず


大谷選手の野球選手としての才能は認められていましたが、プロで投手と打者の二刀流はできないという先入観をほとんどの人が持っていました。

その野球界では「名選手、名監督にあらず」という言葉があります。名選手は野球の知識や成績を上げる方法はだれよりも得手のはずですが、優勝チームの監督が必ずしも名選手、スター選手ばかりではありません。選手時代にはほとんど目立たなかった人が監督になり、常勝監督、名監督と呼ばれるのも特異なことではありません。

来年のプロ野球の監督が5人交代します。楽天、オリックス、西武、阪神、中日の5球団です。

この中で選手として一流といえるのは通算182勝をあげた西武の西口文也監督とJFKの異名で、阪神の鉄壁の救援トリオの一角を担った藤川球児阪神監督の2人です。他の3人は指導実績が評価されて、監督に起用されました。球団は名より実を取ったといえます。

青山学院の原監督は箱根駅伝を走っていない


箱根駅伝で過去10年で7回優勝している青山学院大学の原晋監督は、選手として箱根駅伝を一回も走ったことがありません。大学生のときは陸上選手で、素人ではありませんが、箱根駅伝を知らない監督が過去10年で7回も優勝する偉業は、それまでの先入観では考えられません。

箱根駅伝を経験した監督に比べ、ハンディキャップはあったでしょうが、それを上回るアイデアと努力、研究、勉強があったのでしょう。

小出監督は一流の指導者だが・・・


その箱根駅伝を22歳を過ぎてから3回走った選手に小出義雄監督がいます。高橋尚子選手や有村裕子選手らのメダリストを育てた、日本を代表するマラソンの指導者です。

小出監督は指導者としては一流でしたが、マラソン選手としては2時間20分台の並みの選手でした。

伝説の学習塾主宰者の学歴

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