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ドラフト会議のわが思い出
今年の野球はWBCの優勝から始まり、大谷翔平選手の二刀流の大活躍、慶応高校の夏の甲子園優勝、オリックスバファローズ、阪神タイガースの関西勢の優勝など、話題に尽きない、盛り上がった年になりました。
今後のプロ野球を担う、選手の入団先を決めるプロ野球のドラフト、新人選手選択会議が今年も10月26日に開かれます。ドラフトは1965年に始まり、半世紀以上の歴史があります。ドラフトの推移を見ていきますと、人生模様が見え、いろいろなことを考えさせられ、現代社会の問題、課題等にも相通じるものがあるように思えます。
有名なプロ野球選手を輩出しなかった滋賀県
私が勤めていたテレビ局のある滋賀県は、かつては野球選手不毛の県でした。夏の高校野球の予選は長らく京滋大会が行われ、平安高校など京都勢に阻まれ、滋賀県からはめったに甲子園に出場を果たせませんでした。最後の2年は1971年に比叡山高校、1972年に膳所高校が出場でき、各県代表が出場できる1973年の記念大会に伊香高校が出場し、3年連続を果たしましたが、その後1974年から1977年までの4年は福井との福滋大会に変わり、4年連続で福井県勢に敗れました。
夏の高校野球の滋賀県予選を全試合放映
1978年から各県の代表が出場できるようになったのと、滋賀県予選を全試合テレビ放映することで、滋賀の高校野球熱が盛り上がりました。
2023年の滋賀県出身プロ野球選手はソフトバンクで活躍し、シーズンオフに引退を表明した巨人の松田宣浩選手、楽天の則本昴大投手ら12人もいます。
1970年代の滋賀県出身のプロ野球選手といえば、大洋や日本ハムで活躍した比叡山高校出身の間柴茂有投手と中日から滋賀県出身者としては初めて1976年にドラフト1位に指名された都裕次郎投手の二人くらいしか思い浮かびません。
瀬田工業と甲西のベスト4
プロ野球も滋賀県から逸材がなかなか輩出できませんでしたが、高校野球の甲子園も春夏通じて優勝していない県は滋賀県を含めて12県しかありません。2022年には宮城県が仙台育英高校の夏の甲子園優勝で未優勝県を脱し、2023年の選抜で、山梨県が山梨学院高校の優勝で未優勝県に幕を閉じました。
私が滋賀県の活躍でよく覚えているのが1980年春の瀬田工業高校のベスト4と1985年夏の甲西高校のベスト4です。1980年春のベスト4のチームからは、プロ野球にドラフト外で進んだ選手がいました。橘高淳選手です。阪神タイガースに入団し、一軍の出場がないま退団しましたが、1985年にプロ野球の審判になり、史上19人目の3000試合出場を達成するなどして2022年に定年退官しました。
1985年の夏の甲西高校は開校、創部3年目の新進校で、初出場でミラクル甲西旋風を引き起こし、後に横浜、メジャーでも活躍し大魔神の異名を持った東北高校の佐々木主浩投手から逆転サヨナラ勝ちを果たし。ベスト4に進みました。準決勝では桑田、清原のKKコンビ有するPL学園に敗れましたが、強烈なインパクトを残しました。応援団の壮行会のとき、当時の甲西町長が初戦の県立岐阜商業には勝ってほしいと話していました。甲子園常連校の初戦勝利が目標だったのです。
滋賀県からもプロ野球の逸材あらわれる
1986年のドラフト会議には、滋賀県出身選手が上位指名される話が入ってきました。私はドラフトが始まる前に選手を紹介する映像を放映しようと考えました。それまで、私が勤めていたテレビ局では、ドラフト関連はタッチしていませんでした。西武グループの創業者の出身地だったので、西武各社の提供でライオンズアワーという西武ライオンズの野球中継は放映していましたが、取材費のかかるキャンプの取材も許可されませんでした。
プロ野球関係者に取材したり、インタビューをした経験がありませんでしたが、一人だけ関係者を思いつきました。中日新聞から出向し、その後名古屋に戻り、中日ドラゴンズの代表をしていた鈴木恕夫さんです。ドラフトの上位指名が有望な長浜北高校出身で日本生命の田島俊雄投手について、お話を聞いていたら、もう一人滋賀県出身で有望な選手がいると聞かされました。
中日ドラゴンズ代表から聞いた西崎投手の名前
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