見出し画像

読書ログ 媚びない人生

媚びない人生 ジョン•キム著

ここ数年、ジョンさんのコンテンツ(本だったり、オンラインセミナー、動画配信)にお世話になることが多い。優しい表情や空気のように入ってくる言葉が心地よい。
先日の三浦春馬さんの死について、ジョンさんもショックを受けていて、なぜ彼は死を選択したのか、もし生きていたらどんな言葉をかけようか等、動画配信している。ジョンさん自身も幼少期から苦労をしており、そこから共感する部分があったのだと思う。

この本は、ジョンさんが20〜30代の社会に出た若者に送りたいメッセージが詰まっている。私は40代だが、このところ自分自身にもう一度向き合いたいなと思う機会が増えてきて、あらためて読み直している。この混沌としている世の中を自分の足でしっかり歩んでいくことの必要性を教えてくれる。

以下ピックアップ

・世界を征服するより、自分を征服するほうが難しい
・内面をコントロール出来なければ、他者を社会をまっすぐに見つめることは出来ない。
・内面のコントロールとは、「感情」「思考」「言葉」「行動」である。なかでも難しいのは「感情」である。
・世の中に貢献し、生きがいを見つける、それは素晴らしいことだ。だが、その前に、自分に与えられた人生について、しっかり自分に向き合い、いかに成熟したものに出来るか、という問いかけが先に来る。
・相手への喜びや社会への貢献はもちろん大事だが、前提として、自分自身が幸せをしっかり享受できていなければいけない。自分の幸せの絶対的な基準を確立させること。

自分と向き合うということは、この本にあるようにたやすいことではない。誰もが自分に正直に生きていくというのは、社会で生きていく上ではますます困難になる。社会から求められるものと自分が求めるものは必ずしも一致しないし、自分を偽る術も身につけていく。でも、偽りの自分で生きるのはいつか限界が来る。

私は40歳になって、自分をもっと深く見つめ直す転換点にきているように思う。
本や様々な知見のある方のご意見も聞きながら、最後は自分に向き合えるようにしていきたいと思う。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?