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最近の記事

〜ブランディング Vol.4〜 ブランドコンセプト

現代の競争が激しい市場において、単なる製品やサービスの提供だけでは、企業の成功は保証されません。 消費者に選ばれ、長期的な信頼を得るためには、ブランドという概念が重要な役割を果たします。 本記事では、まずブランドの基本的な定義について確認し、ブランドコンセプトの重要性を探るとともに、ブランドとブランディングの違いについても考察していきます。 ブランドとはブランドは企業や製品、サービスなどに関連付けられた一連のイメージや認知を指します。 それは単なる名前やロゴだけでなく、その

    • 〜仕入れ開発 Vol.4〜 農産物原材料の高付加価値化

      現代の農業は、単なる食料生産の枠を超え、より高付加価値な商品を生み出すための多様なアプローチが求められています。 特に、健康志向や環境意識の高まりに伴い、消費者はより安全で品質の高い農産物を求めるようになっています。 このような市場のニーズに応えることによって、農産物原材料に付加価値を与え、高単価で販売することが可能となります。 今回は、農産物原材料商品の高単価ヒット商品事例とそのポイント、付加価値を生み出す加工技術などについて詳しく探ります。 農産物原材料商品の高単価ヒッ

      • 〜仕入れ開発 Vol.3〜水産物原材料商品の高付加価値化

        水産物原材料商品の高付加価値化は、世界中の水産業において重要なテーマです。 市場の競争が激化し消費者のニーズが多様化する中で、水産物に新たな価値を付加することが企業の競争力を強化するための鍵となります。 特に「養殖ビジネス」や「陸上養殖」、そして「希少水産原材料」の利用が注目されています。 今回は水産物原材料商品について、事例にも触れながら理解していきましょう。 水産物原材料商品の高単価ヒット商品事例とそのポイント高単価ヒット商品事例 高単価水産物商品の成功事例として、養

        • 〜仕入れ開発 Vol.2〜 契約栽培による原料調達

          契約栽培とは、企業と農家が事前に取り決めた契約に基づき、農作物の生産と供給を行う仕組みです。 この方法は農業分野において「安定調達」を実現するための重要な手段となっています。契約栽培により企業は安定した原料供給を確保し、農家は市場価格の変動に左右されずに計画的な経営を行うことができます。 また、近年では「フェアトレード」や「契約農家」といった概念が注目されており、契約栽培は公正で持続可能な農業の実現にも寄与しています。 今回は契約栽培による原料調達について理解を深めていきまし

          〜ブランディング Vol.3〜 顧客価値のストーリー化の理解と活かし方

          顧客価値のストーリー化は、ブランドが顧客に対して提供する価値を魅力的な物語として伝えることです。 このアプローチは、単なる商品やサービスの提供以上の価値を顧客に伝えるための重要な手法となっています。 このnoteでは、ストーリーブランディング、顧客価値の機能的・情緒的訴求、そしてブランドメッセージの構築に焦点を当てて解説します。 ストーリーブランディングストーリーブランディングは、ブランドの核となるストーリーを構築し、それを通じて顧客との共感や絆を深める戦略です。 商品やサ

          〜ブランディング Vol.3〜 顧客価値のストーリー化の理解と活かし方

          〜ブランディング Vol.2〜 ニッチトップシェア戦略の理解と推進方法

          ニッチトップ戦略は、企業が特定のニッチ市場においてトップの地位を築くことを目指す戦略です。市場全体では小さな部分しか占めていないが、その分野では競合他社よりも圧倒的なシェアを持つことを目指します。 市場の一部に特化することで、競争の激しい一般市場よりも高い利益率を獲得することができ、脱価格競争の中で生き残り、成功を収めるための手法として注目されています。 今回は、このニッチトップ戦略について理解を深めていきましょう。 ニッチトップ戦略の狙いとメリットニッチトップ戦略をとる狙

          〜ブランディング Vol.2〜 ニッチトップシェア戦略の理解と推進方法

          〜ブランディング Vol.1〜 市場シェアポジションの理解と戦略構築

          マーケティングの巨匠フィリップ・コトラーは、企業が市場でどのように競争し、成長を遂げるべきかを理解するために、競争地位戦略の概念を提唱しました。彼は市場の競争地位をリーダー、チャレンジャー、フォロワー、ニッチャーの4つに分類し、それぞれに適した戦略を示しています。本レポートでは、コトラーの4つの競争地位戦略を中心に、各戦略の具体例として「全方位化」市場リーダー戦略、「差別化」チャレンジャー戦略、「効率化」フォロワー戦略、「集中化」ニッチャー戦略を取り上げ、詳細に解説します。

          〜ブランディング Vol.1〜 市場シェアポジションの理解と戦略構築

          〜仕入れ開発 Vol.1〜 仕入れ開発を素材開発から見直そう

          食品産業において、「素材開発」は製品の品質と差別化の基盤となる要素です。最終製品の味、栄養価、安全性、さらには消費者の満足度に直接影響を及ぼし、市場での競争力を左右します。 今回は仕入れ開発を「素材開発」という観点から紐解いていきましょう。 食企業における素材開発の重要性新しい素材の開発は、消費者の健康志向や環境に対する意識の高まりに対応するためにも重要です。さらに、コストダウンという経済的な側面でも、素材開発は企業にとって必須の戦略となります。たとえば、代替肉や植物性ミル

          〜仕入れ開発 Vol.1〜 仕入れ開発を素材開発から見直そう

          食品業界のためのコラボレーションプラットフォーム『tabelop(タベロップ)』リリース!!

          『価値ある生き方、とともに歩む』という理念を掲げる株式会社小山田コンサルティングファーム(本社:東京都江東区、代表取締役:小山田 眞哉)は、食品関連企業のためのコラボレーションプラットフォーム『tabelop(タベロップ)』を2024年6月10日にリリースいたしました。 会員登録はこちら tabelop(タベロップ)についてtabelop(タベロップ)は食品関連企業同士がコラボレーションすることで、自社に不足している要素(原料、ノウハウ・情報)を補い合い、新たな商品や事業

          食品業界のためのコラボレーションプラットフォーム『tabelop(タベロップ)』リリース!!