ディスクシステムのベルト交換(ツインファミコン編)
ツインファミコンのディスクドライブのベルト交換してから1ヶ月ほど経ってしまいましたが…さらっと交換手順をおさらいしておきます。
まずは本体のご開帳をするため背面のネジを7カ所外します。特殊工具は必要なく普通の+ドライバで大丈夫ですが、100均で売ってるようなやつは精度が悪くネジをなめやすいので使わないでください。かといってKTCみたいな高級なヤツも必要ないです。ちなみにわたしはベッセルの電工ドライバを愛用しています。
ネジが外れたら本体をしっかりつかんでひっくり返し、上半分をゆっくり持ち上げます。写真見てもらえばわかりますが一部の配線が上側に固定されているので注意しないと断線してしまいます。
この線はカセット差し込み口のすぐ後ろのコネクターに繋がっているのでこれを外せば本体上側のカバーを外す事が出来ます。
次にディスクドライブの左右2カ所ずつ、合計4本のネジを外します。ハーネスが1本繋がっているので気をつけてください。本当は先に抜くべきなんですが固い上に手が入りにくい場所なのでわたしはドライブを先に外してからハーネスを抜きました。
はいドライブが取れました。
この文章編集中に手順があまり良くない事に気付いて大慌てで順番入れ替えしたためこの先の写真の順番が一部前後していますが気にしないでください。
全部バラした後に修復不可能だったら時間の無駄なのでまずは背面のカバーを開けてしまいましょう。背面カバーはネジ3本で止まっています。写真左下のネジは中の基板を支えているネジなのでまだ外しません。
この段階でベルトやギアの状態を確認して要交換部品を手配します。(今回は事前に原因わかっていたので細かいチェックは省略)
次に基板を外すのですが、その前にこの基板に繋がっているディスク挿入検知用のスイッチを外します。ネジ1本で止まっているだけなのですぐ外れます。
そうしたら基板を固定しているネジ4本を外します。1本だけ種類が違うので間違えないよう保管してください。ネジが外れたら磁気ヘッドに繋がるケーブルに気をつけながらゆっくり基板を持ち上げ、手が入るようになったらコネクターを抜きます。
次に古いベルトを外すためギアを抜きます。ギアを固定している3本のネジを外した後、写真の養生テープを貼ったあたりにマイナスドライバーを差し込んで軽くこじると軸が台座(ここでは台座と呼ぶ事にします)から外れます。個体によっては金色のベアリングが軸ごと抜けてしまう事がありますので、その場合はベアリングを軸から外して台座側に戻してください。
そうしたら外側のギアをゆっくり時計回りに移動して写真で言う6時の位置あたりまでもっていくとギアと台座が外せます。途中ちょっと部品に負荷がかかるので注意が必要です。
※取外し位置の写真撮り忘れてしまったので、この先の取付の写真を参考にしてください。
ギアの位置合わせ(四角い穴と金属プレートの穴位置を合わせる)に関してはギア比的にズレる事の方が少ないという認識なので実施していません。台座を組み付けた後に一応ズレてないか確認だけしてます。
新しいベルトを掛けていきます。まずは写真のように取り外した台座に新しいベルトを掛けていきます。
次に台座をドライブに戻していきます。このときベルトが変なところに行かないよう注意して戻してください。赤で塗られている部分は台座に隠れて見えない部分です。
外したときと逆の手順でベルトを傷つけないよう気をつけながら台座を元の位置に戻していきます。元の位置に戻ったらベルトをプーリーに掛けて軸をだいざにはめます。軽く押せばパチンと嵌まると思います。
台座を固定し裏蓋まで元に戻したら一度本体に仮組みして動作テストをします。元が調整済みのディスクドライブであればこれで問題なく動作するはずなのであとはバラしたときと逆の順番で組上げていくだけです。
ね、簡単でしょ?(ボブの絵画教室風)