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和菓子以外はお菓子じゃない?!

こんにちは。
介護のつぶやきです。

母親は若い時、和菓子屋に勤めていました。ワタシも子供の頃からその和菓子屋さんに親戚のごとく出入りしていたので、いろいろな饅頭や羊羹の作り方を見てきました。その記憶をたどりながら最近はいろいろな和菓子を作っております。

居間の隣がお勝手なのでワタシがなにか作っていると「オイシイもの作っているんか?」とのぞきに来ます。この日はさくら餅を作っていました。

葉っぱも買ってきました

ちょっと柔らかめの出来上がりなので文句・・・いやヒトコトフタコトイヤミの一つも飛んでくるかなぁと思いながら出しました。やはり

「柔らかすぎるなぁ。道明寺(粉)蒸し過ぎたんじゃないか」

まぁ、その通りなんですがね。完成品が不出来の場合はあれやこれやと昔取った杵柄の持てる知識をバンバン繰り出してきます。いや、今回蒸し上がった時にチョット失敗したかなぁとは思ったのですが、ここぞとばかりに次から次へと「ああせい、こうせい」と繰り出して来ます。

あまりに長く続くとお茶を入れながら「そこまで言うなら食べんでもいいよ」とコチラも反撃します。「いや、ええで食べる」なにが「ええ」のかわかりませんがとりあえずそこで矛を収めてくれます。

なかなか母親のお眼鏡にかなう出来映えになるのは難しいんです。なにせ相手はプロの和菓子を食べていたのですから素人プラスマイナスαのワタシではそこまではなかなかたどり着けません。でも、お菓子作りノートも作って少しずつ改良を重ねてカメの歩みぐらいは進歩しているかな、と自分では思うのですよ。でも、完璧に出来ていないと砲弾の雨嵐になる。なので負けてはいられないから反撃もするんです。

洋菓子は全く分かっていただけません。台湾カステラナゾ作ろうモノなら「なんだこれ。柔らかすぎる」と一刀両断されます。台湾カステラって柔らかいモノですが、カステラと言われたら母親達の年代では「文明堂のハニーカステラ」なんでしょうね。あのザラメの感覚が無いとカステラとは認めてくれません。

フワフワな台湾カステラはカステラじゃナイ

お客様や女子に会う時はチーズケーキもつくりますが、甘くなければ全く理解の外で「なんだかわからん食べ物」と言われてしまいます。母親にとってワタシが2時間掛けて作ったチーズケーキはお菓子の部類に入りません。

チーズケーキはお菓子じゃない?!

今日は生クリームたっぷり使ったパウンドケーキを作りました。さて、コレはお菓子と認めてくれるでしょうかね。

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