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パジャマからパジャマに着替える?!

こんにちは。
介護のつぶやきです。

その日は遅くまで仕事だったので夜10時くらいに家に戻って来ました。そのとき母親はまだ服を着たままベッドに寝転んでテレビを見ていました。そんな時は一声かけて着替えてもらいます。

「もう寝る時間だからパジャマに着替えなよ」
「あぁ、そうだな着替えて寝るわ」
「夕方パンツ換えた?」
「どっちにしろ夜だでトイレ行くでみて(確認して)くるわ」

我が家は洗濯の量が多いので風呂水を使って洗濯をするのはマストにしています。母親が脱いだ服を洗濯機に入れたときに風呂水を汲み出すホースが風呂場に入っているのを見て風呂掃除をしていないことに気づきつぶやきました。

「あー、お風呂洗わなきゃ」

母親がトイレから帰ってこないけどとりあえずお風呂を掃除。洗い終わって戻ってくると、なぜかいま着たはずのパジャマがそこに置いてあります。母親を見ると違うパジャマを着ています。なぜ???

「あんた、なにやっとるの?」
「え、そこにパジャマがあったで着たんだが」
「その脱いだのはいま着たばかりのパジャマだろ」
「あぁ、じゃあもう一度着替えて着るわ」
「そんなことやらんでもいい」
「じゃあいま脱いだパジャマをタンスに仕舞おう」
「一度着たモノをそんなコトしちゃダメだって」

夕方になるとムスメはパジャマとシャツをワンセット出しておいてくれます。晩ご飯を食べてテレビを見てしばらくした頃に着替えてもらうために。ワタシが仕事とかライブとかで夜遅く帰ってきたときもそれがあるから「着替えてねー」と声をかければパジャマに着替えてもらうことが出来るのでありがたい限りです。今日もそのつもりで声をかけたのですが、なにか新しい展開になってますね。

たぶんこれからも今まで経験していないような事が起き続けるのでしょう。40年前に祖父を介護していたときはショックの方が多かったのですが、その経験があるからそういった衝撃には耐性が出来ているみたいです。トシを重ねたおかげで悩まずに淡々と「そんなこともある」くらいで流せるようになっただけ幸せなのかと。

母親は自分の視界からモノが無くなればそれに対する興味も失せるみたいです。なのでパジャマを目の届かない押し入れに仕舞って何事も無かったかのように振る舞います。後はガスファンヒーターを消してエアコンつけて新しいパジャマで眠りについてもらいましょう。なべて世は事も無し。

みなさまもムリせずにお気楽に介護して下さいね。
では

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