植物たちのいのちのバトン
今日柚子クリームの米粉ケーキを作りながらふと湧いてきたことをつらつらと。
柚子のクリームはたっぷりの柚子を使います。
たくさんの柚子をすったり絞ったりしながら
『柚子にいのちをまるごと預けてもらってる』ってことがいつも以上に感じられて
『この植物たちのいのちを最大限に活かせるようなカタチにできますように』と祈らずにはいられませんでした。
柚子も、お米も、ハーブたちも、みんなみずからのいのちを縁ある人に預けてくれていて、
それに手を加えカタチにして、
それを受け取ってくれる人へと手渡す。
そうやっていのちのエネルギーのバトンが繋がれている。
そのひとつひとつを想像するとありがとうだらけだなぁってしみじみ思います。
そんなとき
ふと思い出した
トマトと私の体験…
何年か前、農を半年間学びに行っていた時、
小さな畑でトマトを育てていました。
すくすく育ち背丈が伸びたくさんの花がつきました。
実がなるのを楽しみにしていたのだけど、その花が実をつける前にぜんぶぜんぶ落ちてしまう…
咲いても落ちる。。咲いても落ちる。。
なぜこんな事が起こっているんだろう?
土?水が足りない?日当たりは抜群だしなぁ。
そんな時、その時の畑の先生に
『実をつけて自分たちの種を残すためのエネルギーをあなたに注いでくれてるんだよ』
と教えてもらって。
驚きと愛おしさと申し訳なさでいっぱいに。その話を聞いた後、しばらくトマトとゆっくり対話を続け、
見えないものも含めて本当にたくさんたくさん与えられて生きてることをとても実感した出来事でした。
たくさんの受け取ったもの、
今も与えられ続けているものを、
今日も私のできることで循環してゆこうと思います。
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